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高額複数年契約は必至!? 米メディアが千賀滉大の剛腕に熱視線!「ローテーションの中盤、あるいはそれ以上の役割を担う」

THE DIGEST編集部

2022.11.05

ソフトバンクでエースとして君臨してきた千賀。その実力に注目が集まっている。(C)THE DIGEST

 日本球界屈指の剛腕に熱視線が集まっている。今オフにソフトバンクからの海外フリーエージェント(FA)で、メジャー移籍を目指す千賀滉大だ。

 かねてより"世界最高峰"への憧れを抱いていた千賀は昨オフの年俸6億円の5年契約を締結。その際に「オプトアウト=契約破棄条項」が組み込んで、ソフトバンクと海外FA取得を認可させていた。

 来年1月で30歳を迎える右腕だが、最多勝・最高勝率・最優秀防御率のタイトルを1回ずつ、奪三振王には2度輝いた実力に衰えは微塵もない。11勝を挙げた今季も奪三振率9.75、防御率1.89、WHIP1.04など、まさにエース級のハイアベレージを記録した。

 今オフのメジャーのFA市場はジャスティン・バーランダー(ヒューストン・アストロズ)やジェイコブ・デグロム(ニューヨーク・メッツ)、カルロス・ロドン(サンフランシスコ・ジャイアンツ)、ノア・シンダーガード(フィラデルフィア・フィリーズ)など、メジャーでも「計算できる」投手たちが居並んでいる。
 
 ゆえに千賀への評価は低いのではないかと思われるが、決してそうではない。すでに複数の米メディアでは、「人気銘柄になり得る」として注目を集めているのだ。そんな29歳の日本人右腕について、米スポーツ専門メディア『Bleacher Report』は「今年のFA市場で活躍が期待できる投手」として紹介している。

「過去数年間もセンガはソフトバンクでエースの座に君臨しており、2022年もこれまでと同様に圧倒的な数字を残した。彼は4つの球種を擁するが、とくに90マイル中盤(150キロ以上)の速球と恐怖のスプリッターが武器だ。ローテーションの中盤、あるいはそれ以上の役割を担うことができるだろう。この冬に高額な複数年契約を得るには十分すぎる実力がある」

 米球界でも声価を高めている千賀。はたして、日本屈指の実力派右腕は何色のユニホームに袖を通すのか。契約の行方を興味深く見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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