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イチロー、佐々木主浩に再脚光! MLB公式が新人王発表前にメジャー史に残るレジェンドとともに紹介

THE DIGEST編集部

2022.11.14

MLB公式から再脚光されたイチロー(左)と佐々木主浩(右)。二人の活躍はのちに多くの日本人メジャーリーガーを生む起爆剤となった。(C)Getty Images

 現地時間11月14日(日本時間15日)、メジャー・リーグの最優秀新人賞がMLB公式ネットワーク番組『MLB Network』で発表される。ノミネートされている各リーグの候補者は下記の通り。

◇アメリカン・リーグ
■スティーブン・クワン(クリーブランド・ガーディアンズ)
■フリオ・ロドリゲス(シアトル・マリナーズ)
■アドリー・ラッチマン(ボルティモア・オリオールズ)

◇ナショナル・リーグ
■ブレンダン・ドノバン(セントルイス・カーディナルス)
■マイケル・ハリス2世(アトランタ・ブレーブス)
■スペンサー・ストライダー(アトランタ・ブレーブス)

 今シーズンは誰が「一生に一度」のタイトルを受賞するのか。注目度が増すなかで、MLB公式サイト『MLB.com』は過去の主な最年長新人王受賞者を投稿。ジャッキー・ロビンソンやウォルト・ドロポ、サム・ジェスローなどメジャーの偉大なレジェンドが顔を揃える中に、日本のイチロー(49)と佐々木主浩(54)も紹介されていた。

 同サイトには、イチローと佐々木の偉業が記されている。
 
「カズヒロ・ササキは2000年、32歳で新人王を受賞。母国日本で10年間プレーした後、2000年にマリナーズに入団し、すぐにクローザーを任された。スプリットフィンガーの速球を武器に、40試合で37セーブ、63試合のうち58試合を無失点で試合を締めた」

「オールスターゲームには2年連続で出場し、2001年のオールスターでセーブを記録した。2004年、16年間のプロ野球生活にピリオドを打ち、古巣の横浜ベイスターズに復帰した」

「イチロー・スズキは2001年、27歳で新人王を受賞。28年間、プロ野球のダイヤモンドを大きな存在感で飾ったイチローは、9年間パ・リーグで活躍した後、MLBに移籍。日本のポスティングシステムのテストケースとして注目され、マリナーズに入団した」

「MLBデビューを果たしたイチローは、157試合に出場し、打率.350、242安打、56盗塁で打者としてトップに立った。さらにシルバースラッガーとゴールドグラブを獲得し、2001年の輝かしいキャリアを締めくくった」

「国際的な注目を浴びながらキャリアをスタートさせたイチローは、(有資格初年度となる)2025年の投票で米野球殿堂入りを果たし、殿堂博物館のあるクーパーズタウンから声がかかるのを待つことになるだろう」

 メジャー球史に名を刻んだイチローと佐々木。二人の侍の軌跡は、NPB選手らを刺激し、のちに多くの日本人メジャーリーガーを輩出するきっかけになった。その功績は、現在MLBの舞台で活躍する大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)やダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)などが、バトンを引き継いでいる。

構成●THE DIGEST編集部

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