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プロ野球

「虎ファンやが、あんたは凄かった!」「近本には残念だったが…」新人王争いを制した村上宗隆に阪神ファンからも祝福メッセージが続々

渡辺敏史

2019.11.27

村上は全143試合に出場し、高卒2年目で歴代最多の36本塁打、96打点を記録した。写真:徳原隆元

村上は全143試合に出場し、高卒2年目で歴代最多の36本塁打、96打点を記録した。写真:徳原隆元

 日本野球機構(NPB)は26日、2019年度の「新人王」を発表した。セ・リーグはヤクルトの村上宗隆が39票差で阪神の近本光司との争いを制し、高卒の野手では1988年の立浪和義(中日)以来の受賞となった。近本は新人特別賞を受賞している。

 村上は全143試合に出場し、高卒2年目で歴代最多の36本塁打、96打点を記録した。一方、阪神の近本はシーズン159安打を放ち、長嶋茂雄(巨人)のセ・リーグ新人記録153安打を61年ぶりに更新。また36盗塁を記録して盗塁王のタイトルも獲得しており、2人の新人王争いに注目が集まっていた。

 NPBが村上の新人王獲得を公式SNSで発表すると、ファンからは「当然の結果。おめでとう!」「これは納得 この歳でこの成績はほんまに凄い」という声が上がった。

 阪神ファンも「村上君おめでとう!!虎ファンやが、あんたは凄かった!」「近本には残念だったが、村上の成績は文句なしやわ」といった村上で納得という声が多く、これには「阪神ファンからも村上君を祝福するツイートが多くてホッとしたわ」という声もあった。
 
 また、「どちらが取っても文句無しです」「両選手凄い成績だもんなーまぁどっちが新人王とってもおかしくはないか」という声がある一方で、「素晴らしい新人が複数いた場合、両者に賞を与える、これくらいの柔らかさも欲しい」という意見もあった。

 ただし、2人以上の新人が活躍した年でも同時受賞したことはなく、新人王を逃した選手には近本が獲得した「新人特別賞」や「優秀新人賞」などの特別賞が贈られている。

 今年は2人の争いだったが過去には川上憲伸(中日)が14勝6敗で新人王を獲得した1998年は4つ巴の大激戦だった。結局、高橋由伸(巨人、率.300、本19、点75)や坪井智哉(阪神、率.327)、小林幹英(広島、9勝6敗18セーブ)の3選手には「セントラル・リーグ会長特別表彰」が送られた。

 また、小川泰弘(ヤクルト)が16勝4敗で新人王を獲得した2013年は菅野智之(巨人、13勝6敗)や藤浪晋太郎(阪神、10勝6敗)と三つ巴の争いで2選手には「新人特別賞」が送られている。

文●渡辺敏史

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