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登板翌日に片手一本で特大弾! 大谷翔平が見せた驚愕の活躍に米記者たちも脱帽「最高の野球選手であると思わせる」【2022名場面・珍場面】

THE DIGEST編集部

2022.12.30

見事に体勢は崩された。しかし、大谷は片手一本でスタンドにボールを運んでしまった。(C)Getty Images

 2022年のスポーツ界で印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、大谷翔平が登板翌日に片手1本で特大のホームランを放ったシーンを取り上げる。前日の試合で、右手のマメが潰れるアクシデントで緊急降板したにもかかわらず、離れ業を披露したサムライには、現地記者からも賛辞が相次いだ。

記事初掲載:2022年9月12日

――◆――◆――

 連日の活躍に人々は熱狂している。

 現地時間9月11日、敵地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「2番・DH」でスタメン出場し、4打数2安打1本塁打(1四球)をマーク。チームが4対12と大敗を喫するなかで獅子奮迅の活躍を見せた。

【動画】片手で打った瞬間の確信弾! 大谷翔平が放った驚異の特大アーチをチェック

 もはや脱帽するほかない。今となっては当然だが、大谷は前日の試合6回に右手のマメが潰れるアクシデントで緊急降板も、5回・79球を投げていたのだ。にもかかわらず、翌日にマルチ安打。それも2本とも長打という離れ業をやってのけたのである。

 圧巻だったのは初回だ。1番のミッキー・モニアックがいきなりスリーベースを放ち、無死三塁のチャンスで第1打席を迎えた大谷は、相手先発ルイス・ガルシアと対峙。そしてカウント1-2と追い込まれてから投じられた外角低め、78.4マイル(約126.1キロ)の緩いカーブに一瞬体勢を崩されたように見えたが、片手一本ですくい上げ、そのままライトスタンドに放り込んだのである。
 
 打たれたガルシアも「なぜだ?」と言わんばかりの表情を浮かべた一打には、現地記者たちも驚きを隠さない。

 米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者は自身のツイッターに「ショウヘイ・オオタニはこれまで見てきたなかで最高の野球選手であると思わせる」と投稿。これにフォロワーから「いや、彼は違う」と反論された同氏は、「いや彼はそうだ」とリプライを返している。

 また、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏も自身のツイッターに「なぜかこれがショウヘイだとホームランのスイングになる」と、体勢を崩されながらもスタンドに運んだ打撃に驚きの言葉を寄せた。

 怒涛の活躍で特大のインパクトを残した大谷。その驚異の打棒は、注目されるアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)とのMVPレースをより白熱させるものとなった。

構成●THE DIGEST編集部

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