2022年のスポーツ界で印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、大谷翔平の何気ない振る舞いを取り上げる。ファンの歓声に応えた二刀流の行動に現地記者は感動。感嘆の声が漏れた

記事初掲載：2022年8月27日
【動画】大谷翔平へ寄せられた黄色い歓声！ 敵記者も感嘆したシーンをチェック

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　球界で唯一無二の二刀流戦士の一挙手一投足を、敵地の記者も感慨深げに見つめた。

　現地時間８月26日に行なわれたトロント・ブルージェイズ戦で、大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）の大谷翔平は「３番・DH」で先発出場。５打数１安打という結果だったものの、２回に２点タイムリースリーベースヒットをマーク。敵ファンをも沸かせる一打で十分な見せ場を作った。

　流れを大きく引き寄せる活躍を見せた大谷。試合後には、そんな偉才が見せた何気ない振る舞いがクローズアップされた。地元紙『Toronto Star』のアリソン・マー記者は、自身が収めた動画とともに、試合後にファンの歓声に応える背番号17の姿を伝えた。
  　動画に映っていたのは、礼儀正しい（？）大谷の姿だった。試合後に12対０の大勝劇に笑顔を浮かべたナインとハイタッチを交わした28歳のサムライは悠々とベンチへ。その姿に興奮したファンから「ショウヘイ！ ショウヘイ！」「フォー！！」と興奮気味の黄色い歓声が飛ぶと、彼は一瞬帽子を外してお辞儀をするかのように振る舞った。

　両軍どちらのファンかは定かでないが、大谷に対する熱量に普段は政治部の記者として活動するマー記者も驚いたようで、「今夜、ショウヘイ・オオタニとの距離はグッと縮まった。そして彼は最後の最後にファンに向かって小さく帽子を取ってお辞儀をしてくれた」と自身のツイッターに投稿。さらに「私の夢はすべて叶ったわ」と、自らが目の当たりにした一部始終を端的にまとめた。

　大谷本人の脱帽した意図は定かではない。しかし、何気ない振る舞いがファンを熱狂させ、現地記者を驚かせる。その事実こそが彼の偉才たる所以と言えるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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