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ジョーダンやC・ロナウドも敵わない!? 大谷翔平のスターらしからぬ“謙虚さ”に海外メディアが注目「他の選手たちと違うのは――」【2022名場面・珍場面】

THE DIGEST編集部

2023.01.02

投打で異次元の活躍を見せ続ける大谷(中央)は、ジョーダン(左)やC・ロナウド(右)ら各界のレジェンドたちとも比較されている。(C)Getty Images

投打で異次元の活躍を見せ続ける大谷(中央)は、ジョーダン(左)やC・ロナウド(右)ら各界のレジェンドたちとも比較されている。(C)Getty Images

 2022年のスポーツ界で印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、大谷翔平のスーパースターたる”振る舞い”を取り上げる。

 不世出の二刀流として、MLBのファンの心を鷲掴みにしている28歳を海外メディアは他競技のスーパースターたちと比較した。すると、他のスターたちにはない大谷のある魅力が浮き彫りになった。

記事初掲載:2022年10月2日
【画像】反響拡大! 大谷翔平がベンチで見せたゴミ拾いシーンはこちら

――◆――◆――

 メジャーリーグのレギュラーシーズンも残り5試合となり、タイトルレースが白熱するなかで、ひとりの偉才が存在感を強めている。米球界で唯一無二の二刀流を貫いている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。

 昨季に満票でMVPに選出された28歳のサムライは、今季も堂々たるパフォーマンスを披露。投手として自己最多の15勝をあげながら、防御率2.35、奪三振率11.91(奪三振数213)をマーク。一方で打撃でも打率.276、34本塁打、94打点、OPS.888と球界でも指折りのハイアベレージを残している。

 大谷本人が「全体的に間違いなく良くなっている」と自信を口にしている今季は、昨季に1勝だけ及ばなかったベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」をついに達成。さらに史上初となる「30本塁打以上&2桁勝利」もやってのけ、球史にその名を刻んだ。

 MVPを受賞した昨季の活躍から今季は、周囲の期待値もかつてないほどに高まっていた。そのなかで、ただでさえこなすのが容易ではない二刀流を当たり前のようにこなしながら、文字通りの歴史的なパフォーマンスを見せつける――。そんな大谷の異能ぶりに海外メディアも目を見張っている。

 現地時間9月30日、スペイン紙『Marca』は、「ショウヘイ・オオタニはマイケル・ジョーダンやクリスティアーノ・ロナウドよりも優れたアスリートであると証明した」と銘打った特集記事を掲載。そのなかで「オオタニがMLB史上最高の選手であることは間違いない」と断言。そして、こう論じてみせる。
 
「日本の天才は、自らのパフォーマンスレベルがあらゆるスポーツの最高のアスリートたちと同程度、あるいはそれ以上であることを証明し続けている。オオタニが残している成績は、さまざまなスポーツの偉人たちと比べるしかない。ただ、彼が他の選手たちと違うのは、神から授かった才能の持ち主というだけでなく、日本文化に根付いた規律の正しさを持っているという点である」

 そして同紙は、“バスケットボールの神様”マイケル・ジョーダン、現サッカー界のカリスマであるC・ロナウドやメッシ、さらにボクシング界のレジェンドであるモハメド・アリの名を列挙し、「彼らも負けず劣らずの鍛錬を重ねて英雄となった」と指摘。続けざまに、大谷の希少性を強調した。

「オオタニは金儲けや名声を高めることにまるで興味は示さない。野球というスポーツで偉大になることだけを念頭に置いている。他のスターたちは彼のような謙虚さは持ち合わせていない」

 野球人気の低下が叫ばれる昨今。そのなかにあって、各界のスーパースターたちと比較され、トップクラスの評価を受ける大谷はやはり傑物だ。

構成●THE DIGEST編集部

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