世界をまたにかける“野球の祭典”まで残り１か月を切った。３月８日に開幕を迎える第５回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）だ。
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　実に６年ぶりの開催となる今大会には、各国から数多のメジャーリーガー、それも球界屈指のスター選手たちが参戦する。14年ぶり３度目の世界一を狙う日本代表も、錚々たるプレーヤーを招集しているが、とりわけ高い注目を集めるのが、WBC初出場を控えた大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）だろう。

　全20か国の最終登録メンバーが発表された現地時間２月９日には、アメリカ代表の主将を務めるマイク・トラウト（エンジェルス）が、公式ネットワーク局『MLB Network』の番組に出演。インタビューのなかで同僚である大谷について聞かれると、「センターから見てきたが、彼はリーグで最高の投球を持っている」と称賛した。
  　ともにリーグを代表するスラッガーでもあるトラウトは「リーグであの男と対戦したいと思う選手はいないだろう」と続ければ、「彼には弱点がほとんどない。頭に浮かばないんだ」と持論を展開。そして「（対決できれば）面白いものになりそうだ。大きな舞台だしね」と語り、「世界最高のプレーヤー同士が対戦する。これこそ、みんなが見たがっているものだ」と、“熱き戦い”へ胸を膨らませた。

　また、大谷と同じくWBC初出場のトラウトは、「タフなチームがたくさんいる」と警戒感を示しながらも、「米国代表も負けていない」とコメント。クレイトン・カーショー（ロサンゼルス・ドジャース）、ポール・ゴールドシュミット（セントルイス・カーディナルス）ら実力者を揃えたチームの陣容に自信満々のようだ。

　日本と米国が対戦の可能性があるのは、早くても現地３月19日の準決勝以降。果たして大谷vsトラウトという“夢の対決”は実現するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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