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オリックス山本由伸が来オフポスティングでのメジャー移籍有力と現地報道 「MLBでNo.1のスターターになる可能性も」と専門サイトは熱視線

THE DIGEST編集部

2023.02.10

東京五輪で金メダル獲得にも貢献した山本。WBC、今シーズンでさらに評価を上げ、MLB挑戦となるのだろうか。(C) Getty Images

 来月開催となるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での活躍が期待される、オリックス・バファローズの山本由伸の名前が、米メディアで大きく報じられている。野球サイト『MLB Trade Rumors』が現地時間2月9日、2023年オフにオリックスからのポスティングでMLBへ移籍する見込みだと特集記事の中で伝えており、これまでのキャリアなどを紹介している。

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 記事では『NEW YORK POST』のジョエル・シャーマン記者のレポートをもとに、米各球団が山本に高い関心を示しているとして「24歳のヤマモトはすでにNPBオールスターに4回出場し、過去2シーズンでパ・リーグMVPと沢村賞(日本のMLBサイ・ヤング賞に相当)の両方を獲得している。その理由は想像に難くない」と実績を称賛。

 その上で「2021年の開幕以来、ヤマモトは防御率1.54という驚異的な数字を叩き出してきた。彼は10完投で6度のシャットアウト(完封)、投じた9イニングあたりの平均被本塁打は0.30。さらにシャットアウトの内の一つは、昨年6月にノーヒッターを達成した」として、過去2シーズンのスタッツを評した。

 さらに「NPBでトータル800イニングを目前にして通算防御率1.84を誇るが、これは表面上、人間離れした数字であり、年齢を考慮するとさらに印象的なものとなる」と見解を示している。

 一方で、日本人右腕への懸念点にも言及。「(米球界での活躍は)2023年の健康状態と成績次第だ。どの選手も、特に投手は大きな怪我をすれば、その見通しが変わる。ヤマモトのスカウティングレポートを読むと、その小柄な体格が、少なくとも大リーグのスカウトにとっては気になるところだと指摘される。彼が例外になり得ないというわけではないが、一般的なコンセンサスは、彼がそうなる可能性が非常に高いということのようだ」と慎重な意見が並んでいる。

 それでも、記事の中では「コウダイ・センガよりも評価は高い」「MLBでNo.1のスターターになる可能性も」と、24歳を称える言葉が随所でみられる他、ポスティングフィーが高額になるとも予想している。

 今回の内容からも、すでに米国内で山本のスキルの高さが広く伝わっていることがわかる。来月のWBCでもそのピッチングはさらに世界を驚かせることとなるだろう。2023年、日本球界のエースはさらに大きなステージへと羽ばたくシーズンを迎えようとしている。

構成●THE DIGEST編集部

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