殊勲のビッグプレーを繰り出したオーストラリア代表野手が自画自賛だ。

　木曜日、東京ドームでもワールド・ベースボール・クラシック（WBC）が開幕。１次ラウンド・プールＢの第１試合では韓国とオーストラリアが激闘を繰り広げ、後者が８対７で初戦に勝利した。

　壮絶な撃ち合いを制して、鮮やかな逆転劇を披露したオーストラリア代表。なかでも試合のハイライトとなったのが、７回裏の“珍プレー”だった。

　４対５で１点を追う韓国は代打のカン・ベクホが反撃の狼煙となるツーベースヒットを放つ。だが、二塁上で派手なガッツポーズをした刹那、足が塁から離れてしまい、そこをさかさず狙ったのがオーストラリアの二塁手ロビー・グレンディニングだった。７回表に逆転３ランを打って波に乗っていた内野手は、素早い身のこなしでタッチ。最初はセーフと判定されたが、ビデオ判定の結果、アウトに変更された。

　この直後の８回表にオーストラリアはリードを４点に広げて、終わってみれば１点差を逃げ切って快勝スタート。グレンディニングの高い集中力が韓国打線の勢いを削いだ、といっても過言ではないだろう。
  　試合後、グレンディニングは「もちろん狙っていたよ」と振り返り、「タッチする前から、こんなことが起こるかもしれないと準備をしていたんだ」と力説。「ダグアウトがアピールしてくれたおかげで（ビデオ判定になり）、良い結果を得られて嬉しい」と喜びを口にした。

　一方、デイブ・ニールセン監督はその瞬間を見ていなかったと回顧する。「見逃してしまったんだ。グレンディニングがよく処理してくれたし、みんなでアピールしていたね」とチームのファインプレーに感心しきりで、「かなり珍しいプレーだった」と続けた。

　グループ２位以内が準々決勝へと駒を進める１次ラウンド。プールＢは本命が日本、対抗が韓国と目されていただけに、のっけから波乱含みの展開となった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】え、うそでしょ？ 快心二塁打直後にまさかのアウトになったカン・ベクホの走塁シーン

【画像】韓国で大人気の美女チアリーダー、キム・ハンナが公開した“悩殺ショット”集をチェック！

【画像】肉感あふれる美女揃い！ 韓国の人気チアリーダー“トップ８人”を厳選フォトで一挙紹介！