中国の粘りに苦しめられたものの、侍ジャパンが上々のスタートを切った。
木曜日に行なわれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドの初戦で、日本代表は中国を相手に8-1の勝利を収めた。先発登板した大谷翔平(エンジェルス)が4回を1安打無失点に抑え、鮮烈2塁打で2打点を挙げるなど投打で活躍。ロースコアで終盤になだれ込む展開のなか、8回裏に一挙4点を奪って突き放した。
好発進の日本とは打って変わり、早くも崖っぷちに追い込まれたのが韓国代表だ。日中戦の前に開催された第1試合で、8連勝中だったオーストラリアに7対8で苦杯。過去2大会は初戦敗北→1次ラウンド敗退の憂き目に遭っているだけに、悲壮なムードが漂っている。金曜日の第2戦、日本との大一番は勝利しか許されない状況となった。
そんななか、韓国メディア『news1』は、日韓戦に向けて侍ジャパンの“弱み”をあぶり出した。中国戦で苦戦を強いられた日本の戦いぶりを考察し、「弱点を発見。打線に爆発力はない」と言い切り、次のように論じている。
「大谷はさすがの二刀流でワンマンショーを繰り広げた。だが一方で、大谷の投打の活躍がなかったなら結果はどうなっていたか分からない。1回表で無死満塁になった際、日本の大勝は確定的と思われたが、わずか1点に止まる。日本はコントロールに難がある中国投手陣から17の四死球を得たがチャンスを活かし切れず、試合を通して16の残留を記録したのだ。どこかまとまりがなく、打線の爆発力も落ちていた。まだ怖くはないのだ」
ほかにも「先発の1番から9番までで6安打しか放ってない」や「牽制でアウトになったり、無理な走塁で失敗したりと、どこか中国を甘く見ていたフシもある」などと指摘。「優勝候補のひとつである日本だが、韓国が勝てる希望はあると確認できた」と続けた。
大注目の日韓戦は金曜日19時にスタート。韓国は“日本キラー”の異名を持つキム・ガンヒョン(SSGランダース)が、日本はダルビッシュ有(パドレス)が先発登板する予定だ。
構成●THE DIGEST編集部
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好発進の日本とは打って変わり、早くも崖っぷちに追い込まれたのが韓国代表だ。日中戦の前に開催された第1試合で、8連勝中だったオーストラリアに7対8で苦杯。過去2大会は初戦敗北→1次ラウンド敗退の憂き目に遭っているだけに、悲壮なムードが漂っている。金曜日の第2戦、日本との大一番は勝利しか許されない状況となった。
そんななか、韓国メディア『news1』は、日韓戦に向けて侍ジャパンの“弱み”をあぶり出した。中国戦で苦戦を強いられた日本の戦いぶりを考察し、「弱点を発見。打線に爆発力はない」と言い切り、次のように論じている。
「大谷はさすがの二刀流でワンマンショーを繰り広げた。だが一方で、大谷の投打の活躍がなかったなら結果はどうなっていたか分からない。1回表で無死満塁になった際、日本の大勝は確定的と思われたが、わずか1点に止まる。日本はコントロールに難がある中国投手陣から17の四死球を得たがチャンスを活かし切れず、試合を通して16の残留を記録したのだ。どこかまとまりがなく、打線の爆発力も落ちていた。まだ怖くはないのだ」
ほかにも「先発の1番から9番までで6安打しか放ってない」や「牽制でアウトになったり、無理な走塁で失敗したりと、どこか中国を甘く見ていたフシもある」などと指摘。「優勝候補のひとつである日本だが、韓国が勝てる希望はあると確認できた」と続けた。
大注目の日韓戦は金曜日19時にスタート。韓国は“日本キラー”の異名を持つキム・ガンヒョン(SSGランダース)が、日本はダルビッシュ有(パドレス)が先発登板する予定だ。
構成●THE DIGEST編集部
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