終わってみれば８対１の大勝だった。

　３月９日に東京ドームで行なわれたワールド・ベースボール・クラシック（WBC）１次ラウンドの初戦で、日本代表は中国と対戦。先発登板した大谷翔平（エンジェルス）が４回を49球で完封し、打っては４回裏の２塁打で２打点と活躍。粘り強く戦う中国に苦しめられたものの、４対１で迎えた８回裏に４点のラッシュを決め込んで突き放した。

　そんな第２試合に熱い視線を向けていたのが韓国メディアだ。母国代表チームは第１試合でオーストラリアを相手に７対８の黒星。悪夢のスタートを余儀なくされ、金曜日に開催される日本との第２戦は、勝利が不可欠な状況に追い込まれてしまった。

　全国紙『中央日報』は「大谷の漫画野球、日本が８対１の快勝で韓国戦への準備を完了させた」と題して次のようにレポートしている。
  「まさしく投打における大谷の独壇場だった。MLBで表現している“漫画野球”を初めての舞台となるWBCでも繰り広げてみせたのだ。さらにラーズ・ヌートバー（カーディナルス）も２安打２打点で役割を果たし、守備でもファインプレーを披露。日本は攻撃がスムーズに機能していない印象こそあったが、やはりここぞの必要な場面でしっかり得点を奪っており、中国を圧迫し続けた」

　日本vs韓国の第２戦は金曜日19時に開始。韓国は“日本キラー”の異名を持つキム・ガンヒョン（SSGランダース）が、日本はダルビッシュ有（パドレス）が先発登板する。

構成●THE DIGEST編集部

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