ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で３大会連続となる１次ラウンド敗退に終わった韓国代表チーム。日本、オーストラリア、チェコ、中国と同居したプールＢで２勝２敗の３位に沈み、最大のハイライトだった侍ジャパンとの大一番では４対13の大敗を喫した。

　繰り返される早期敗退を受けて、韓国のメディアやファンからはバッシングが止まず、監督や選手たちが会見や個人SNSなどを通して謝罪する事態に発展している。そして現地木曜日、チームを派遣した母体で、韓国野球すべてを管轄するKBO（韓国野球委員会）が声明を発表。WBCでの不振と信頼を損なった事実を公式謝罪した。

　KBOは「野球代表チームが2023年 WBCにおいて、期待に満たない成績と実力を見せたことに関し、応援してくださった国民の皆さんと野球ファンの皆さんに心からお詫び申し上げます」と記し、「KBOと10球団は今回のWBCの結果に大きな責任を痛感し、さまざまな叱責の声を謙虚に受け止めています」と続けた。
  　さらに、「各団体と協力して、外部の専門家の意見を聞きながら、KBOリーグの競技力を強化していきます。そしてこれを基に代表チームが国際大会でより良い成績を上げられるように全力を尽くします。冷静に問題点を分析して、中長期的な対策を策定。リーグのレベルおよび代表チームの競争力を向上させます」と、改善と改革を約束した。

　ついに統括団体が火消しに動いたわけだが、ファンの信頼回復への第一歩となるか。韓国プロ野球のKBOリーグは４月１日に開幕する。

構成●THE DIGEST編集部

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