3大会ぶりのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝を目指す侍ジャパン。1次ラウンドから4戦全勝で臨んだチームは、3月16日の準々決勝イタリア戦でも投打で圧倒的な強さを見せ、準決勝の開催地となるマイアミ行きの切符を手にした。
次なる対戦相手はメキシコ代表に決まった。現地17日にローンデポ・パークで行なわれたプエルトリコとの大一番で彼らは、初回に2ランホームランを含む4点を奪われる苦しい展開となったが、6回までに2点差に迫ると、7回に連続タイムリー安打で3点を挙げ、ついに逆転。その後は相手の猛攻をかわして史上初の4強入りを決めた。
前評判通りに投打で圧倒的な強さを見せて勝ち上がってきた日本。一方、1次ラウンドで優勝候補のアメリカを破り、2大会連続準優勝のプエルトリコを下したメキシコ。勢いのあるチーム同士の対戦は、現地記者も熱視線を注ぐ好カードとなり、早くも盛り上がりを見せている。
第1回大会からWBCを取材し続けているショーン・スプラドリング記者は、試合後に自身のツイッターを更新。「今夜、メキシコは祝杯をあげた。彼らはWBCで最大の難敵に挑戦する」と記し、現地での情報筋から「月曜夜のWBC準決勝、メキシコvs日本の先発投手は、パトリック・サンドバル対ロウキ・ササキだ」と、準決勝の先発投手を断言する。
サンドバルは大谷翔平と同じロサンゼルス・エンジェルスの先発ローテーションを担う26歳で、1次ラウンドでは米国戦に先発し、3回1失点。チームメイトのマイク・トラウトからも空振り三振を奪い、勝利に貢献した難敵左腕だ。
同記者は、「準決勝のゲームシナリオ次第になるかもしれない」と前置きしたうえで、「ヨシノブ・ヤマモトは準決勝に登板するのではなく、決勝で先発するかもしれない」と日本のローテーションを予想。世界一を懸けた決勝のマウンドには、日本球界最高右腕が登板すると持論を述べている。
3大会ぶりの優勝まで、あと2つに迫った侍ジャパン。準決勝の舞台となるローンデポ・パークのマウンドには、一体誰が立つのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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同記者は、「準決勝のゲームシナリオ次第になるかもしれない」と前置きしたうえで、「ヨシノブ・ヤマモトは準決勝に登板するのではなく、決勝で先発するかもしれない」と日本のローテーションを予想。世界一を懸けた決勝のマウンドには、日本球界最高右腕が登板すると持論を述べている。
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