“たっちゃん” が米国の地で躍動している。

　現地４月16日、本拠地で行なわれたピッツバーグ・パイレーツ戦に「７番・中堅」で出場したラーズ・ヌートバー（セントルイス・カーディナルス）は、第３打席で今季１号となる２ランを放ち、存在感を発揮した。

　先月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）では日本代表として金メダル獲得に貢献したヌートバーは、３月30日の開幕戦で左手親指を突き指し、翌日から故障者リスト（IL）入り。15日の試合からメジャーの舞台に復帰していた。
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　第１打席は見逃し三振に倒れた25歳だが、第２打席は四球を選んだ。そして３対１で迎えた６回２死二塁の場面で、先発右腕ミッチ・ケラーのインコース高めの初球を鋭く振り抜いた。右翼手の頭上を越えた打球は、右翼ブルペンに着弾し、同点に。勢いづいたチームは、延長10回サヨナラ勝利を収めた。
  　復帰２戦目にして早くも好調ぶりが光るヌートバー。米専門メディア『Barstool Sports』は、「国際的スーパースター、ラーズ・ヌートバー！」と称賛すると、地元放送局『KMOV』のリポーター、デビッド・アメロッティ氏は、「国際野球のアイコン…ヌート!!」と祝福した。

　さらに日本のファンも歓喜に沸いたようで、SNSには「たっちゃんヤッター」「やっぱりヌートバー選手本物や！」「スーパースターだ」「たつじ最高や」などとコメントが書き込まれた。

　侍ジャパンではプレーだけでなく、ムードメーカーとしてチームの一翼を担った“たっちゃん”。大舞台で見せた力を、今度はカーディナルスの一員として発揮することになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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