今季も２大スターの活躍を無駄にするシーンが目立つ。

　現地時間４月29日、ロサンゼルス・エンジェルスは、敵地アメリカンファミリー・フィールドのミルウォーキー・ブルワーズ戦に５対７で惜敗。「２番・中堅」のマイク・トラウトが２本塁打を含む４打数３安打５打点、「３番・指名打者」の大谷翔平が５打数３安打２盗塁と躍動したが、これらのハイパフォーマンスをチームの勝利に繋げることはできなかった。
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　二人の奮闘もむなしく、勝率５割に逆戻りとなったエンジェルスの敗戦には、敵地メディアも反応。ツイッターを更新した地元ラジオ局『WTMJ』のドミニク・コトロネオ氏は、大谷とトラウトの活躍に加え、ブルワーズのクレイグ・カウンセル監督、ウィリー・アダメスが退場処分を受けたことに触れると、「これでブルワーズが勝つのか？」と驚きの声をあげている。

　続く文面には、「タングステンアーム・オドイルは、ボックススコアに入ってなかったと思うのだけれど」とのコメント。「タングステンアーム・オドイル」というのは、大谷やトラウトが活躍しながら、エンジェルスが敗れた際に米ファンやメディアの間で使われているネットミームであり、日本で浸透してしまった「なおエ」の米国版とも言える表現だ。

　また、地元放送局『WDJT』のレポーターを務めるA.J.バヤトプール氏は、「トラウトが２本塁打、オオタニが３安打２盗塁をマークし、（チームとしてブルワーズの）２倍以上もヒットを放ちながら、エンジェルスは敗れた」と結果をツイート。「まるでタングステンアーム・オドイルのミームが現実になったようだ」とこちらも同様の反応を示していた。
  　なかなか流れに乗り切れないエンジェルス。過酷な17連戦の負け越しが決定したが、果たしてそのラストを飾る30日のブルワーズ戦では、どのような戦いが見られるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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