暗いトンネルを抜け出す、3試合ぶりのヒットでチームの快勝に貢献した。
現地5月18日、セントルイス・カーディナルスは本拠地でロサンゼルス・ドジャースと対戦。「1番・センター」で先発出場したラーズ・ヌートバーは15打席連続無安打と不振に喘いでいたが、1死一、二塁で迎えた8回の第4打席でライト前にタイムリーヒットを放ち、歓喜を爆発させた。これが呼び水となって一挙7点を奪うビッグイニングに。最終的にカーディナルスが16対8の大勝を収めている。
一時の低迷からV字回復を見せつつあるカーディナルスにあって、1番打者・ヌートバーの存在は欠かせない。18日時点で打率.283、3本塁打、14打点と気を吐き、なによりも出塁率.413がひときわ目を引く。セントルイスの地元メディア『St. Louis Post-Dispatch』のベンジャミン・ホックマン記者はその点に着目し、「打たない技巧、ヌートバーは球界でもっとも上手く歩く男だ」と題する特集記事を組んだ。
ホックマン記者は「四球を得るのは規律、意識、忍耐が必要で、もちろん良い目が求められる。ヌートバーは“歩く技巧”というよりも“打たない技巧”をマスターしていると言えよう。見極めの達人なのだ」と論じ、「水曜日(17日)の時点で彼の四球率は19.4%で、ナ・リーグ全体ではフアン・ソト(サンディエゴ・パドレス)に次いで2位だ。カーディナルスが浮上するためには、1番打者の継続的な出塁が大事になるが、ヌートバーはその役割を十分に果たしている」と評した。
さらに、「120打席以上の選手の中で、ヌートバーの出塁率.434(17日時点)はメジャー4番目の数値で、1番打者としての成績に限れば、.458とより高くなる。親指の怪我で序盤戦を欠場したため、ここまで29試合の出場にとどまっているが、すでに25四球を記録しているのだ」と説明した。
その秘訣についてホックマン記者がヌートバーを直撃。彼は次のように回答している。
「とにかく毎回、ピッチャーを打ち負かしたいと思っている。たくさん投げさせれば、先発投手を早く降板させることができるからね。競争力のある打席にしたいと常に考えていて、簡単にアウトになるのが嫌なんだ。だから、カウントを上手く使うのが僕のやり方。でも、難しいものだよ。四球を狙って打席に立つわけじゃないからね。そのスキルって、訓練して会得できるものでもないかなと思う」
そこで、ホックマン記者はヌートバーのパーソナリティを紐解く。「彼は子どもの頃から我慢強いバッターだったという。いつもチームメイトの周りで疑問があれば質問をしてスポンジのように吸収し、熱心に日々のゲームから学ぼうとしている。そのアプローチが実を結び、昨季のオールスター後に大きく飛躍できたのだ」と分析する。
そして記事では、オリバー・マーモル監督のコメントも掲載している。36歳の現役最年少指揮官は「(ヌートバーは)昨季の活躍を経て、3月のワールド・ベースボール・クラシックでまた貴重な経験と成功を掴んだのも大きい」と語り、「今では打率も四球も素晴らしい。2年目の選手としてメジャーの環境に上手く適応できれば、たいていは長く活躍できるものだ」と太鼓判を押した。
リードオフマンとしてカーディナルスをさらなる躍進へと導けるか。進化を続ける“たっちゃん”のハイパフォーマンスに期待だ。
構成●THE DIGEST編集部
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現地5月18日、セントルイス・カーディナルスは本拠地でロサンゼルス・ドジャースと対戦。「1番・センター」で先発出場したラーズ・ヌートバーは15打席連続無安打と不振に喘いでいたが、1死一、二塁で迎えた8回の第4打席でライト前にタイムリーヒットを放ち、歓喜を爆発させた。これが呼び水となって一挙7点を奪うビッグイニングに。最終的にカーディナルスが16対8の大勝を収めている。
一時の低迷からV字回復を見せつつあるカーディナルスにあって、1番打者・ヌートバーの存在は欠かせない。18日時点で打率.283、3本塁打、14打点と気を吐き、なによりも出塁率.413がひときわ目を引く。セントルイスの地元メディア『St. Louis Post-Dispatch』のベンジャミン・ホックマン記者はその点に着目し、「打たない技巧、ヌートバーは球界でもっとも上手く歩く男だ」と題する特集記事を組んだ。
ホックマン記者は「四球を得るのは規律、意識、忍耐が必要で、もちろん良い目が求められる。ヌートバーは“歩く技巧”というよりも“打たない技巧”をマスターしていると言えよう。見極めの達人なのだ」と論じ、「水曜日(17日)の時点で彼の四球率は19.4%で、ナ・リーグ全体ではフアン・ソト(サンディエゴ・パドレス)に次いで2位だ。カーディナルスが浮上するためには、1番打者の継続的な出塁が大事になるが、ヌートバーはその役割を十分に果たしている」と評した。
さらに、「120打席以上の選手の中で、ヌートバーの出塁率.434(17日時点)はメジャー4番目の数値で、1番打者としての成績に限れば、.458とより高くなる。親指の怪我で序盤戦を欠場したため、ここまで29試合の出場にとどまっているが、すでに25四球を記録しているのだ」と説明した。
その秘訣についてホックマン記者がヌートバーを直撃。彼は次のように回答している。
「とにかく毎回、ピッチャーを打ち負かしたいと思っている。たくさん投げさせれば、先発投手を早く降板させることができるからね。競争力のある打席にしたいと常に考えていて、簡単にアウトになるのが嫌なんだ。だから、カウントを上手く使うのが僕のやり方。でも、難しいものだよ。四球を狙って打席に立つわけじゃないからね。そのスキルって、訓練して会得できるものでもないかなと思う」
そこで、ホックマン記者はヌートバーのパーソナリティを紐解く。「彼は子どもの頃から我慢強いバッターだったという。いつもチームメイトの周りで疑問があれば質問をしてスポンジのように吸収し、熱心に日々のゲームから学ぼうとしている。そのアプローチが実を結び、昨季のオールスター後に大きく飛躍できたのだ」と分析する。
そして記事では、オリバー・マーモル監督のコメントも掲載している。36歳の現役最年少指揮官は「(ヌートバーは)昨季の活躍を経て、3月のワールド・ベースボール・クラシックでまた貴重な経験と成功を掴んだのも大きい」と語り、「今では打率も四球も素晴らしい。2年目の選手としてメジャーの環境に上手く適応できれば、たいていは長く活躍できるものだ」と太鼓判を押した。
リードオフマンとしてカーディナルスをさらなる躍進へと導けるか。進化を続ける“たっちゃん”のハイパフォーマンスに期待だ。
構成●THE DIGEST編集部
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