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プロ野球

「あと1球が負けフラグ」阪神・大竹耕太郎の史上21人目12球団勝利が”消滅”する悪夢の逆転負けに虎党が悲鳴「絶望しかないわ」

THE DIGEST編集部

2023.06.17

史上21人目の12球団勝利が消えた大竹。記録は来年に持ち越しとなった。写真:滝川敏之

史上21人目の12球団勝利が消えた大竹。記録は来年に持ち越しとなった。写真:滝川敏之

 史上21人目となる12球団勝利が、あと1人で消えた。

 6月17日、阪神の大竹耕太郎が本拠地で行なわれた古巣のソフトバンク戦に先発登板。3回までノーヒットに抑える好スタートだった左腕は4点リードの5回。無死一、二塁のピンチを招いたが、併殺に打ち取り2アウト。ランナーを三塁に置くと、8番の甲斐拓也に左前適時打を許したが、最後は代打・野村大樹を遊直で抑え、なんとか1点でしのいだ。

 6回もゼロで抑え、その裏に打席が回ってきたところで大竹は代打が告げられた。4安打、7奪三振、1失点(自責点0)の好投で、今季7勝目の権利を手にしてベンチに退いた27歳はリリーフ陣に後を託した。

 ところが、ソフトバンクが7回に野村勇の2ラン本塁打で反撃。1点差で迎えた9回、阪神の岡田彰布監督は3連投となる岩崎優をマウンドに送り、逃げ切りを図った。

 岩崎は先頭打者を三振にするが、嶺井博希に二塁打を打たれると、続く打者には四球を与え、1死一、二塁。打席には7回にホームランを放った野村を迎えるが、渾身のストレートで見逃し三振に仕留め2アウト。甲子園球場の「あと1人」コールの後押しもあり、大竹の白星目前だったが、中村晃がカウント2-2で粘り、最後は岩崎のスライダーを左中間に運ぶ2点タイムリーでソフトバンクが土壇場で逆転。無情にも、大竹の勝ち星が消滅した。

 ソフトバンクは今宮健太の中適時打で、さらに1点を追加。6対4で9回は守護神ロベルト・オスナが阪神打線に立ちふさがった。阪神は1番からの好打順も、鷹の剛腕にわずか6球で打ち取られ、あっけなくゲームセット。勝利を目の前にしながら、痛恨の大逆転負けを喫した。
 
 最大4点差もあったリードをひっくり返された試合に虎党の悲鳴が上がっている。ツイッター上では、「大竹12球団勝利」「阪神逆転負け」のワードがトレンド入り。コメント欄には「悔しすぎて涙出る」「もったいない」「この負け方はキツイわ~」「マジでありえへん試合」「あと1球が、負けフラグだったか」「あと1人って…絶望しかないわ」など、阿鼻叫喚の声が寄せられている。

 育成ドラフト出身の12球団勝利という快挙は来年に持ち越しとなったが、大竹は規定投球回にふたたび到達し、防御率1.13でリーグトップに浮上している。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】あと1アウト…阪神・大竹の12球団勝利が消滅

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