不甲斐ない試合運びに、番記者も怒りを滲ませた。

　現地６月17日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地でカンザスシティ・ロイヤルズと対戦。７回表に大谷翔平が23号ソロを放ってスコアを８対２とし、一時は最大６点のリードを奪いながらも逆転サヨナラ負けを喫した。

　７回裏に３点を返されると、続く８回裏も四球や死球でランナーを溜めてはリリーフ陣が抑え切れずに３失点。８対８でなんとか凌ぎ、９回表にはマイク・トラウトのタイムリーで勝ち越しに成功するが、その裏に２点を奪取されて逆転負けに終わった。エンジェルスは３連勝を逃がし、ア・リーグ西地区首位テキサス・レンジャーズとのゲーム差はふたたび4.5に開いている。
  　まさに典型的な“なおエ”の展開に、米メディア『The Athletic』でエンジェルス番のサム・ブラム氏はツイッターでチームを酷評。「エンジェルスは完全にメルトダウンした」と書き出し、「７回に８対２としたのに、18勝51敗で10連敗中だったロイヤルズにしてやられたのだ」と断じる。そして「（この日敗れた２位の）アストロズより順位表で上に行くチャンスをも失ったんだ」と記し、「なんたる醜態だ！」と吐き捨てた。

　これでエンジェルスは通算40勝33敗で貯金「７」となり、順位は３位のまま。現地日曜日にロイヤルズとのシリーズ第３戦を戦う。

構成●THE DIGEST編集部

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