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「西海岸に残ると信じているが」大谷翔平は来季やはりドジャース!?米専門メディア断言!「スーパースター獲得のため参戦する」

THE DIGEST編集部

2023.06.23

大谷は現地21日のドジャース戦に二刀流で出場。試合には敗れたが12奪三振を記録し、強烈な存在感を発揮した。(C)Getty Images

 二刀流の真骨頂を見せつける好投だった。現地6月21日、大谷翔平が本拠地でのロサンゼルス・ドジャース戦に「2番・投手兼指名打者」でスタメン出場。7回を5安打1失点に抑え、12個の三振を積み上げる快投を見せた。

 投手では圧巻のピッチングを見せたものの、打者では3打数無安打と快音は出ず。大谷は2試合連続ノーヒットに終わり、エンジェルスは7人の投手をつぎ込んだドジャースの前にわずか2安打で連夜の零封負けを喫した。

 二刀流スターを相手に、ブルペンデーで僅差のゲームを制したチームに地元メディアは喝采を送っている。ドジャースのあらゆる情報を発信する専門サイト『Dodgers Nation』は「LAがオオタニを打ち倒した!」と報じ、MLB通算305本塁打を誇るフレディ・フリーマンの一発と、中継ぎ陣の踏ん張りでエンジェルスのスーパースターから白星を掴んだと伝えた。

 試合結果だけでなく、同メディアは対峙した大谷の今オフ去就について興味深い記事を配信している。米メディア『The Athletic』が実施した世論調査の記事を引用しながら、「来シーズンのショウヘイ・オオタニは、どの球団でプレーすると思うか」という質問を受けたMLB現役プレーヤー96人のうち、57%以上が「ドジャース」と答えたというのだ。

 続けて、「次に大谷を獲得する可能性がある球団はどこか」という質問には現所属のエンジェルスを挙げ、投票数は11.4%を集めた。「MLBの選手たちはオオタニが来季も西海岸に残ると信じているようだが、スター選手を引きとどめるためにできることは何でもしようとしている」と言及した。
 
 ドジャースは昨年オフ、目立つような大きな補強をしてこなかった。ゆえに、今季終了後フリーエージェント(FA)となる大谷獲得に向けた布石ではないかという噂があり、MLB専門家からは「ドジャースは今年のFA市場で大盤振る舞いするために資金を貯めているのではないか」との見方がなされ、大谷の移籍先有力候補のひとつとして名が挙がっている。

『The Athletic』のアンケートに答えた選手たちは、ドジャースが日本のスーパースターを獲得する可能性について、さまざまな意見を述べている。なかでも、具体的な球団名にニューヨーク・メッツとサンディエゴ・パドレスを挙げており、「入札合戦を繰り広げているうちに、ドジャースが急襲するだろうね」と熾烈なマネーゲームに発展すると持論を展開している。
 
 実際に大谷と初めて対戦したことで、より二刀流の価値を認識したであろうドジャース。事実、2021年オフシーズンには前年のナ・リーグMVPフリーマン(当時アトランタ・ブレーブス)をニューヨーク・ヤンキース、トロント・ブルージェイズ、ボストン・レッドソックスなどとの激しい争奪戦の末、獲得した経緯がある。『Dodgers Nation』も、過去の事例を強調しており、「大物スーパースターを獲得するため、ドジャースが土壇場で参戦してくるのは今回が初めてではない」と指摘。史上最大の金額が動くと予想している。

 はたして、大谷は来季どのユニフォームに袖を通すのか。エンジェルスは現地23日から過酷な13連戦へと突入する。

構成●THE DIGEST編集部

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