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緊急事態のエンジェルス…主砲トラウトの穴を埋めるのは誰だ? 現地メディアが期待の3選手にフォーカス!

THE DIGEST編集部

2023.07.06

7月3日のパドレス戦で左手首を負傷したトラウト。エンジェルスは負傷者が続出するピンチだ。(C) Getty Images

 現地時間7月5日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地でサンディエゴ・パドレスと対戦し、3対5で敗れカード3連敗という痛恨の結果となった。大谷翔平も3試合を通じてノーヒット、先発した2戦目では右手中指のマメがつぶれての途中降板など、良いところなく3連戦を終えている。

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 また、主砲のマイク・トラウトが左手の骨折が判明、長期離脱という衝撃のアクシデントにも見舞われた。大谷と共に打線の軸を担っていたトラウトがラインナップから外れることにより、今後の戦いでの攻撃面において、大きな不安を抱えることとなった。

 だが、トラウト離脱というチームの危機ではあるものの、他のプレーヤーにとって好機と捉える現地メディアの声も伝えられている。エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は現地時間7月5日、エンジェルスの3人の選手にフォーカスし、トラウトの穴を埋める活躍への期待を綴っている。

 1人目に名前が挙がったのは、トラウトが負傷した翌日にメジャー昇格となったジョー・アデル。同メディアは、前回の昇格時に本塁打を放っていることなど、打撃のポテンシャルの高さに触れながら「私たちは皆、アデルが持っているツールを知っている」と記しており、その上で「アデルがこのレベルで安定して打つ方法を見つけられれば、恒久的に先発の役割を果たせる」と見通している。

 2人目は今季、出場機会を増やしているミッキー・モニアックだ。記事の中では「今シーズン、自分の本領を発揮した」と序盤の活躍を称え、現在は左投手に対するバッティングが課題と指摘しながらも、さらに経験を重ねれば「状況は変わり、彼は良いパフォーマンスでエンジェルスに好印象を与えられる」と評した。

 そして最後は「エンジェルスのユーティリティマン」と紹介されているルイス・レンヒーフォ。「6つの異なるポジションをこなせる選手がいることは貴重であり、フィル・ネビンは彼をダイヤモンド全体に配置することを好む」と守備面での貢献度を強調している。また、これまでの成績を踏まえ、トレード要員となる可能性もあるとしつつも、ここ数試合で安打が出ている事実を高く評価し「ラインナップに名前があってもおかしくはない」と継続での起用の見込みも示している。

 シーズン中盤、主砲の負傷離脱という緊急事態を迎えたエンジェルス。今回紹介された3名の活躍はもちろん、チーム全体の奮起が求められるところだ。

構成●THE DIGEST編集部
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