サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は、現地時間７月７日のニューヨーク・メッツ戦での先発登板が予定されている。

　前回登板となった６月21日、敵地でのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦後に体調不良を訴え、その後は登板を回避。コンディションの回復に専念していた。そして２週間以上の間隔が空いたものの、今季15度目の先発マウンドを迎えられるようだ。

　現地メディア『Yardbarker』は現地７月６日、ダルビッシュの現状を伝える記事を配信しており、メッツ戦登板の見込みを綴っている。

　同メディアはダルビッシュの復帰について、「オールスターブレイク前の日程を終えようとしているフライアーズにとって、ダルビッシュがメンバーに戻ることは大きな意味を持つだろう」と、ベテラン右腕の重要性を強調。その上で、「体調を崩す前までは、浮き沈みのあるシーズンを過ごしていた。彼はERA 4.84、WHIP 1.23という結果を残している。しかし、成績が多少悪い場合でも、依然として非常に有能な投手になり得ることを示してきた」と、これまでの貢献ぶりを評している。
  　チームは開幕前に優勝候補と目されながら、序盤から打撃陣の不振もあり、折り返しを迎えた現在もナ・リーグ西地区４位に甘んじている。それでも前カードのロサンゼルス・エンジェルス戦で今季初のスイープを達成。巻き返しの兆しを見せており、ダルビッシュの復帰がさらに追い風となることに期待が寄せられている。

　記事の中でも、「チームは３連勝中で、この勢いを継続することを目指す」と、直近のチームの成績に対してポジティブな言葉を並べた。さらに、「主力スターターの１人が戻ってくることは、チームが再び競争の場に浮上しようとしていることを可能にさせるはずだ」として、背番号11がチームを勢いづける存在になり得ると論じている。

　また、ダルビッシュ本人による「今はおそらく100％に近い状態だろう」とのコメントも掲載。オールスター前最後となるカードの初戦、36歳が万全の体調を取り戻し、後半戦に向けてチームを奮い立たせるようなマウンド姿を見せてくれることを期待したい。

構成●THE　DIGEST編集部

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