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“初球被弾”のオリオールズ藤浪晋太郎のデビュー戦に地元記者らが続々反応「手堅い初登板」「エグいスプリッターだ」

THE DIGEST編集部

2023.07.23

オリオールズ移籍後、初登板を果たした藤浪。1イニングを1安打1失点で終えた。(C)Getty Images

 29歳の日本人右腕がまずまずの新天地デビューだ。

 現地7月21日、オークランド・アスレティックスからトレード加入したボルティモア・オリオールズの藤浪晋太郎は、敵地タンパベイ・レイズとの首位攻防戦で移籍後初登板。0対2の7回に2番手としてマウンドに上がると、先頭打者にソロホームランを打たれながらも、1回(12球)を投げ、1安打1失点、無四球、1奪三振という結果を残した。

 7回先頭のホゼ・シリと対峙した場面では、外角高めの初球フォーシームをレフトスタンドに運ばれ、初マウンドの出鼻を挫かれた藤浪。しかし、ここから気を取り直したオリオールズの背番号14は、後続のクリスチャン・ベタンコートをサードゴロ、ヤンディ・ディアズをショートゴロに抑え、そしてワンダー・フランコを空振り三振に斬って取った。

 地元紙『Baltimore Sun』のジェイコブ・カルビン・メイヤー記者は、「オリオールズ最初のイニングで速球を4つ投げ、平均が100.5マイル(約161.7キロ)、最高が101.5マイル(約163.3キロ)だった。スプリッター6球の平均は、93.9マイル(約151.1キロ)」とツイート。「初球でシリに待ち伏せされたのを除けば、フジの初登板は手堅かった」と評している。
 
 また、MLB公式でオリオールズ番を務めるジェイク・リル記者は、「フジナミが立ち直り、レイズの打者3人を抑える。フランコを94マイル(約151.3キロ)のスプリッターで空振り三振にし、7回を終えた」と速報。投球分析家のピッチング・ニンジャことロブ・フリードマン氏は、実際の投球映像とともに、「94マイルのエグいスプリッター」と紹介していた。

 なお、この試合はレイズが3対0で勝利。敗れたオリオールズは、アメリカン・リーグ東地区の首位をキープしながらも、同地区2位レイズとゲーム差なしに迫られている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】米投球分析家も唸る藤浪晋太郎のエグいスプリッター!

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