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大谷翔平に衝撃の43号グランドスラムが飛び出すもエ軍勝利ならず!延長戦の接戦を落として借金「3」に…

THE DIGEST編集部

2023.08.19

大谷が2回に43号満塁ホームランを放つも、チームは接戦を落とした。(C)Getty Images

 豪快なグランドスラムが泡と消えた。

 現地8月18日、ロサンゼルス・エンジェルスはタンパベイ・レイズと対戦。「2番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平は第2打席に2戦連発となる43号満塁ホームランを叩き込むなど、5打数2安打4打点の荒稼ぎだったが勝利には結びつかず。チームは延長戦で敗れ、借金は「3」になった。

 大谷のド派手なアーチが本拠地を沸かせた。初回の第1打席にファースト強襲の内野安打を放つと、同点で迎えた2回2死満塁の第2打席だった。相手先発エラスモ・ラミレスの内角高めのカットボールを捉えると、打球は右翼スタンドに着弾。打球速度102.1マイル(約164キロ)、飛距離389フィート(約119メートル)の衝撃的な一撃にエンジェル・スタジアムは大興奮。ダイヤモンドを悠々と一周する大谷は、ファンの大歓声に右手を挙げて応えた。

 ところが、満塁弾の援護をもらったエンジェルス先発のタイラー・アンダーソンがピリっとしない。4回にレイズの猛攻に遭い3点を献上。1点差の5回に先頭打者を四球で歩かせたところで降板すると、2番手のホセ・ソリアーノがハロルド・ラミレスにいきなり初球を打たれるタイムリー二塁打で5対5の同点に追いつかれた。

 7回表にレイズが1点を勝ち越したがエンジェルスはその直後、1死一塁で大谷に打席が回る。第3打席で空振り三振に倒れた大谷はカウント1-2から外角の速球に手を出してしまい、2打席連続三振。ここはランナーを返せなかったが、次打者のブランドン・ドゥルーリーの中二塁打でエンジェルスが追いつき、試合を振り出しに戻した。
 
 エンジェルスは9回表、カルロス・エステベスが無死一、三塁と絶体絶命のピンチを招いたが遊ゴロ併殺にすると、本塁に突っ込んだランナーもアウトにする奇跡のトリプルプレーを成功させ、反撃の士気を上げる。

 すると、その裏。エンジェルスは1死一、二塁で一打出ればサヨナラの場面を作ると、大谷に5度目の打席が巡ってきた。気合いのこもった表情で臨んだ二刀流戦士だったが、5球目のスライダーにバットが空を斬り、またも三振。絶好のチャンスを生かせず、続くドゥルーリーも遊ゴロに倒れ、試合は延長戦に突入した。

 無死二塁から始まるタイブレークの延長10回表、レイズは続投したエステベスを攻め立て、3点を加点する。3点差が重くのしかかったエンジェルスに反撃する力はもう残っておらず、6対9で接戦を落とした。これで今季60勝63敗。プレーオフ進出圏内が、ますます遠くなる一敗となった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平の今季43本目は豪快な満塁弾!

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