主砲のカムバックに本拠地は歓迎ムードだ。

　現地８月22日、大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンジェルスは、本拠地でシンシナティ・レッズとの３連戦を迎え、その初戦は３対４と惜敗。この試合では、左手の有鈎骨骨折で負傷者リスト（IL）入りしていたマイク・トラウトが「２番・中堅」として約１か月半ぶりの復帰を果たし、８回の内野安打で４打数１安打をマークした。

　現地７月３日のサンディエゴ・パドレス戦から戦列を離れていたトラウトが戻ってきたことで、「３番・指名打者」大谷との“トラウタニ”コンビが復活した。初回の第１打席では、相手先発グラム・アッシュクラフトのスライダーを打ち上げ、セカンドフライに倒れたが、球場全体からは温かい拍手と歓声が送られた。

【動画】ついにトラウトが帰ってきた！主砲の復帰に歓迎ムードだ

　この試合前、MLB公式サイトのブレント・マグワイア記者は、スタメン発表とともに自身のX（旧Twitter）を更新し、「マイク・トラウトが復帰し、ショウヘイ・オオタニの前で２番を打つ」と速報。地元紙『Orange County Register』のジェフ・フレッチャー記者も、「トラウトが２番に戻ってきた」と喜びを共有していた。
  　また、試合が始まると、地元紙『Los Angeles Times』でエンジェルス番を務めるサラ・バレンズエラ記者は、「エンジェルスファンが久しぶりにスーパーグレムリン（トラウトの登場曲）を聴いた」と記述。「復帰後最初の打席で内野フライに倒れたが、トラウトは観客から大喝采を浴びた」と本拠地ファンの歓迎ムードを伝えた。

　なお、この試合で大谷は、３打数無安打、１四球と振るわず。前日に続く２連敗を喫したエンジェルスの借金は、今季ワーストの「４」に膨らんだ。ワイルドカード圏内からも10ゲーム差と離され、９年ぶりのプレーオフ進出に向けて厳しい状況が続くが、果たしてここから巻き返しは図れるだろうか…。

構成●THE DIGEST編集部

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