現地11月16日、全米野球記者協会(BBWAA)会員30人の投票によるアメリカン・リーグMVPが発表され、今オフにフリーエージェント(FA)となった大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が1位票を独占。2021年以来、2年ぶりに「満場一致」でのMVP受賞を果たした。
2度目の満票選出は、メジャー史上初の快挙だ。これを受けて翌17日、MLB公式サイト『MLB.com』のウィル・リーチ記者は、「最も価値のあるMVP:全受賞者ランキング」と銘打ったタイトルで特集記事を配信した。
同記者は「MVPシーズンのなかには、その年でたまたまベストだった人物もいれば、史上最高の数字を残したプレーヤーもいる」と前置きし、計187の歴代MVPシーズンを独自の視点でランク付けした。
その1位に選ばれたのは、サンフランシスコ・ジャイアンツでシーズン最多73本塁打を放ったバリー・ボンズ氏の2001年だ。2位には、セントルイス・カーディナルスで防御率1.12という圧巻の投手成績を残したボブ・ギブソン氏(1968年)がランクイン。3位には04年に出塁率.609など、多くのメジャー記録を更新したボンズ氏が再び選出されている。
ここで気になるのは、やはり偉才の順位だろう。まず初のア・リーグMVPに輝いた21年は、14位にランクイン。記事内では、「文字通り前例がないため、オオタニのシーズンをこの文脈に当てはめるのは不可能だと思う」と断りを入れたうえで、「(順位が)少し高いかもしれないが、歳月を重ねるにつれて価値はさらに高まりそうだ」と指摘する。
続いて今季の活躍を19位にランクしている理由は、「オオタニの異例なシーズンを他のものと比べなければならないのは奇妙だ。彼のようなことを成し遂げた選手は誰もいないのだから」と強調。「最後の1か月をあまりプレーしなかったという理由で、1度目の受賞より少し後ろに置いている」と説明。シーズン終盤の怪我がこのランク付けに影響したようだ。
リーチ記者の独自ランキングでは思わぬ下位だったが、メジャーの歴史の中でも確かな金字塔を残した今シーズンの大谷。去就が注目される稀代のスーパースターは来季、どこのユニホームを着て、どんなパフォーマンスを見せるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】”愛犬”も話題沸騰!? 大谷翔平が2度目の「満場一致」でリーグMVPを受賞!
2度目の満票選出は、メジャー史上初の快挙だ。これを受けて翌17日、MLB公式サイト『MLB.com』のウィル・リーチ記者は、「最も価値のあるMVP:全受賞者ランキング」と銘打ったタイトルで特集記事を配信した。
同記者は「MVPシーズンのなかには、その年でたまたまベストだった人物もいれば、史上最高の数字を残したプレーヤーもいる」と前置きし、計187の歴代MVPシーズンを独自の視点でランク付けした。
その1位に選ばれたのは、サンフランシスコ・ジャイアンツでシーズン最多73本塁打を放ったバリー・ボンズ氏の2001年だ。2位には、セントルイス・カーディナルスで防御率1.12という圧巻の投手成績を残したボブ・ギブソン氏(1968年)がランクイン。3位には04年に出塁率.609など、多くのメジャー記録を更新したボンズ氏が再び選出されている。
ここで気になるのは、やはり偉才の順位だろう。まず初のア・リーグMVPに輝いた21年は、14位にランクイン。記事内では、「文字通り前例がないため、オオタニのシーズンをこの文脈に当てはめるのは不可能だと思う」と断りを入れたうえで、「(順位が)少し高いかもしれないが、歳月を重ねるにつれて価値はさらに高まりそうだ」と指摘する。
続いて今季の活躍を19位にランクしている理由は、「オオタニの異例なシーズンを他のものと比べなければならないのは奇妙だ。彼のようなことを成し遂げた選手は誰もいないのだから」と強調。「最後の1か月をあまりプレーしなかったという理由で、1度目の受賞より少し後ろに置いている」と説明。シーズン終盤の怪我がこのランク付けに影響したようだ。
リーチ記者の独自ランキングでは思わぬ下位だったが、メジャーの歴史の中でも確かな金字塔を残した今シーズンの大谷。去就が注目される稀代のスーパースターは来季、どこのユニホームを着て、どんなパフォーマンスを見せるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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