侍ジャパン

「日本の壁は越えられなかった…」悪夢の逆転サヨナラ負け&日韓戦8連敗も韓国メディアは「世代交代に期待膨らむ」と前向き評価

THE DIGEST編集部

2023.11.20

延長10回の末に門脇のサヨナラ適時打で日本が勝利を収め、連覇を飾った。写真:滝川敏之

 アジアプロ野球チャンピオンシップは11月19日、東京ドームで決勝が行なわれ、侍ジャパンが韓国代表を延長10回の末に4-3で下して、2連覇を飾った。

 日本は3回、四球とエラーからピンチを招き、先発の今井達也が4番のノ・シファンに2点適時二塁打を許す。先制される苦しい展開に。それでも日本は、5回に牧秀悟のソロで1点差とすると、6回には万波中正の二塁打からチャンスを広げ、佐藤輝明の犠牲フライで同点。試合は2-2のまま延長戦に突入した。

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 タイブレーク(無死一、二塁から攻撃開始)となる延長10回、韓国は3番のユン・ドンヒのタイムリーで1点を勝ち越し。対して日本は、一死満塁から坂倉将吾の犠牲フライで同点とすると、万波が申告敬遠となったあとに門脇誠の左前打で激闘にピリオドを打った。

 韓国にとっては悪夢の逆転サヨナラ劇となったが、現地メディアは敗戦を惜しみつつも、前向きな評価が広がっている。

 一般紙『朝鮮日報』の電子版は「日本の壁は越えられなかったが…韓国野球、世代交代の期待膨らんだ」「APBC準優勝に希望を見た、韓日格差はこれから頑張れば…」などと題した記事で、プロレベルの日韓戦では8連敗を喫したものの、接戦の展開に今後への期待を寄せた。また、通信社の『NEWSIS』や一般紙『中央日報』なども「敗れたが、うまく戦った」「クァク・ビン、ノ・シファンは奮戦…一歩足りなかった」と自国の奮闘を伝えている。

 来年は11月にプレミア12が開催される。果たして、世界の舞台で井端ジャパンはさらなる強さを見せつけられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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