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大谷翔平は本当に“MVP”に値したのか? 地元メディアで賛否両論が噴出!「野球はチーム成績を考慮しない唯一のスポーツ」「幼稚で未熟な評価だ」

THE DIGEST編集部

2023.11.24

大谷は史上初めて2度目の満票MVPを獲得した。(C) Getty Images

大谷は史上初めて2度目の満票MVPを獲得した。(C) Getty Images

 偉才のMVP受賞に、一部で異論が噴出している。

 去る11月16日、全米野球記者協会(BBWAA)会員によるアメリカン・リーグMVPが発表され、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が2年ぶりに受賞した。しかも、記者30人全員の1位票を独占。二刀流スターは、メジャー史上初となる2度目の「満票受賞」をやってのけた。
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 至極当然の結果だった。今季はメジャー開幕前に開催されたワールド・ベースボール・クラシックで、日本代表の主役として3大会ぶりの世界一に貢献。唯一無二の二刀流で大会MVPも獲得すると、その勢いはシーズンに突入しても止まらなかった。

 打撃では44本塁打を放ち、日本人初のホームラン王に。投手でも10勝をマークし、「2年連続二桁勝利&二桁本塁打」を達成し、”野球の神様”と称されたベーブ・ルースですら成し遂げられなかった前人未到の記録をメジャー史に刻んだ。

 だが、そんな偉業にケチをつける人物がいる。アナハイムの地元紙でロサンゼルス・ドジャースもカバーする『Orange County Register』のジム・アレクサンダー氏だ。

 同記者はMVPの栄誉を獲得することが何を意味するのかを考察。結局、大谷は受賞に値するのか疑問に思ったようだ。「野球はMVP受賞に関してチームの成績を考慮しない唯一のスポーツのようだ」と皮肉を込めて指摘すると、「エンジェルスのスター選手であるマイク・トラウトが何度もこの栄誉に輝き、他の選手も同じように受賞しているのはそのためだ」と持論を展開する。
 
 加えて、「勝利への貢献という考えを真剣に受け止めているのは、もしかしたら私しか残っていないのかもしれない」と前置きしたうえで、「例えばMVPの定義が、勝敗に関係なく、同一シーズンで観戦し続ける唯一のプレーヤーだと考えるならば、ショウヘイはまさにMVPである。あのエンジェルスで、それができた選手は他にいないのだから」と述べ、最後は73勝89敗で9年連続ポストシーズンを逃し続けている球団を揶揄した。

 この意見には、地元の他メディアも即反応した。エンジェルス専門メディアの『Halos Today』は「アレクサンダー氏は、オオタニが素晴らしかったことは認めつつも、シーズンにおいて勝利が最も重要であるべきだと考えているようだ。だが、彼の考えには疑問が残る」と言及。同氏の意見に異論を呈した。

 同メディアは地元のスーパースターを援護する形で、「ショウヘイ・オオタニのような選手は過去見たことがないし、MVPに値しなければ満場一致で受賞することもなかっただろう。これは、MVPに輝いたオオタニに対する幼稚で未熟な評価だ」と猛批判。「オオタニはMVP受賞に値するだけの活躍をした。プレートでもマウンドでも、彼がしたことはこの世のものとは思えないものだ」と二刀流戦士の価値をあらためて説いた。

 地元メディアで噴出した思わぬMVP論争。それだけ、偉才が発揮した今シーズンのパフォーマンスは異次元だったということだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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