2023年に芽生えた“絆”に脚光が当てられている。
欧州野球情報サイト『mister-baseball.com』が現地時間11月23日、「チェコ野球、日本との歴史的パートナーシップを築く」と銘打った、トピックを配信した。今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での対戦をきっかけに、日本とチェコの野球界の間でさまざまな協力関係が生まれたことをフォーカスする内容となっている。
【WBC PHOTO】侍ジャパンvsチェコ!一瞬を切り取った厳選ショットをお届け! WBCでの対戦以降、千葉ロッテマリーンズが「マリーンズ-チェコ ベースボールブリッジプログラム」を創設し、その一環として8月にはチェコ代表選手、スタッフが来日。また、前日本代表監督の栗山英樹氏が9月にチェコ野球の名誉アンバサダーに就任。これはチェコ代表のパベル・ハジム監督の打診から実現したと伝えられている。
トピックではそれらの両国による働きかけを改めて振り返っている。同メディアは2023年がチェコ野球界にとって「飛躍の年となった」と綴っており、WBCから始まった日本との関係について「大会が始まった時点では、このようなことが起こるとは誰も思わなかっただろう。それから8か月、この思いもよらない友好関係の果実は、今なおその姿を現し続けている」と強調した。
さらに、「今年9月、チェコで2023年の欧州選手権が開催される1週間前、ヒデキ・クリヤマは大会の成功を祈願するためにチェコに飛び、名誉大使のオファーを受けた」と回想。また「一流の神経科医として働くハジムのオフィスを訪れ、国を超えたパートナーシップを今後も発展させていくことを誓い合った」と両者の関係が深まったことを記している。
2023年は初出場となったWBC、同国で3度目の開催となった野球欧州選手権など、ビッグイベントを経験したことからもまさに、チェコ野球界の飛躍の一年となった。加えて、同メディアは来年もチェコ球界関係者が日本を訪れる計画もあると綴っており、「知識の共有と文化交流を深めること」に取り組んでいくと説明している。
その上で、「日本とチェコのパートナーシップは、まだ始まったばかりである。そして、築かれた土台が、今後何年にもわたっての出発点となることを期待している」と見込みを示し、チェコ代表のPRマネージャーなどを務めるルカーシュ・エルコリ氏による「私たちはさらなる協力について交渉しているところです」と語ったコメントを紹介し、トピックは結ばれている。
今年は4年ぶりにイギリス・ロンドンでMLB公式戦が行なわれたこともあり、欧州での野球競技への注目度が高まったシーズンとなった。さらに今後、日本とチェコの両野球界の関係が深まることで、野球の魅力が世界各国へ広まっていくことにもつながるはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】まさかの先制点を許す展開に…侍ジャパンvsチェコ代表ハイライト
欧州野球情報サイト『mister-baseball.com』が現地時間11月23日、「チェコ野球、日本との歴史的パートナーシップを築く」と銘打った、トピックを配信した。今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での対戦をきっかけに、日本とチェコの野球界の間でさまざまな協力関係が生まれたことをフォーカスする内容となっている。
【WBC PHOTO】侍ジャパンvsチェコ!一瞬を切り取った厳選ショットをお届け! WBCでの対戦以降、千葉ロッテマリーンズが「マリーンズ-チェコ ベースボールブリッジプログラム」を創設し、その一環として8月にはチェコ代表選手、スタッフが来日。また、前日本代表監督の栗山英樹氏が9月にチェコ野球の名誉アンバサダーに就任。これはチェコ代表のパベル・ハジム監督の打診から実現したと伝えられている。
トピックではそれらの両国による働きかけを改めて振り返っている。同メディアは2023年がチェコ野球界にとって「飛躍の年となった」と綴っており、WBCから始まった日本との関係について「大会が始まった時点では、このようなことが起こるとは誰も思わなかっただろう。それから8か月、この思いもよらない友好関係の果実は、今なおその姿を現し続けている」と強調した。
さらに、「今年9月、チェコで2023年の欧州選手権が開催される1週間前、ヒデキ・クリヤマは大会の成功を祈願するためにチェコに飛び、名誉大使のオファーを受けた」と回想。また「一流の神経科医として働くハジムのオフィスを訪れ、国を超えたパートナーシップを今後も発展させていくことを誓い合った」と両者の関係が深まったことを記している。
2023年は初出場となったWBC、同国で3度目の開催となった野球欧州選手権など、ビッグイベントを経験したことからもまさに、チェコ野球界の飛躍の一年となった。加えて、同メディアは来年もチェコ球界関係者が日本を訪れる計画もあると綴っており、「知識の共有と文化交流を深めること」に取り組んでいくと説明している。
その上で、「日本とチェコのパートナーシップは、まだ始まったばかりである。そして、築かれた土台が、今後何年にもわたっての出発点となることを期待している」と見込みを示し、チェコ代表のPRマネージャーなどを務めるルカーシュ・エルコリ氏による「私たちはさらなる協力について交渉しているところです」と語ったコメントを紹介し、トピックは結ばれている。
今年は4年ぶりにイギリス・ロンドンでMLB公式戦が行なわれたこともあり、欧州での野球競技への注目度が高まったシーズンとなった。さらに今後、日本とチェコの両野球界の関係が深まることで、野球の魅力が世界各国へ広まっていくことにもつながるはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】まさかの先制点を許す展開に…侍ジャパンvsチェコ代表ハイライト