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熱烈なシンシナティ愛に反応!? DeNA自由契約バウアーに古巣メディアが興味津々「元サイ・ヤング賞右腕との再会を望むか?」

THE DIGEST編集部

2023.12.01

DeNAを自由契約になったバウアー。自身のSNSで古巣への愛情を発している。写真:産経新聞社

 11月30日、横浜DeNAはトレバー・バウアー投手とネフタリ・ソト内野手が自由契約となったことを発表した。バウアーとは、来季残留に向けた契約交渉を継続しているものの、わずか1年で大物助っ人がハマスタに別れを告げる可能性は高い。

 メジャー投手の最高栄誉とされるサイ・ヤング賞を2020年に受賞したバウアーは、21年に知人女性に対するDV禁止規定違反でメジャーリーグ機構から324試合の長期出場停止処分を科され、3年契約を結んだロサンゼルス・ドジャースから自由契約となった。

 その後、今年3月に鳴り物入りでDeNAに電撃加入すると、闘志溢れるピッチングでチームを鼓舞。中4日で登板できる無尽蔵のスタミナと完投能力で球団の外国人投手史上最多タイとなる10勝(4敗)、防御率2.76、130奪三振をマーク。7月にはプラスワン投票で熱望した球宴に選出されるほど、球界の人気者だった。

 さらにグラウンドを離れれば、ユーチューバーとしてユニークな動画を積極的に投稿。一般席で野球観戦する姿、食べ物や日本文化に積極的に溶け込む姿勢は野球ファンの好感を呼び、自身の日本語版公式Youtubeチャンネルの登録者数は39.4万人以上を誇る大人気チャンネルとして支持されている。
 
 NPBで確かな実績を残したバウアー。右腕の活躍は、古巣の耳にも届いているようだ。

 シンシナティ・レッズの専門メディア『Inside the Reds』は、バウアーがSNS上でメジャー復帰を希望しているコメントを紹介。「来季のレッズは先発ローテーションに厚みを加えようとしており、バウアーはメジャーリーグへの復帰を望んでいる。チームは元サイ・ヤング賞投手との再会を望むだろうか?」と気になる記事を配信。バウアーとの契約に関心を示している。

 記事内ではバウアーが今オフ自由契約となり、フリーな状態で球団と契約できることを明記。さらに右腕が、SNS上でファンから「シンシナティに戻りたいか」と問われたときに「もちろんだ」と回答したことに注目。「シンシナティでプレーするのが大好きだったし、ファンとプレーオフを祝うことができなかった」というコメントに好感を寄せており、元サイ・ヤング賞投手のメジャー復帰を歓迎している。

 新型コロナウイルスの影響でレギュラーシーズンが60試合に短縮された20年にレッズで5勝4敗、ナ・リーグトップの防御1.73、被打率.159、リーグ2位の100奪三振を記録し、初のサイ・ヤング賞を受賞したバウアー。メジャーリーガーとしての実力を日本球界でも十分に発揮し、大舞台に戻る態勢を整えた。

 このまま日本を離れるのか。右腕の動向に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】20年サイ・ヤング賞を受賞したレッズ時代のバウアー
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【動画】20年サイ・ヤング賞を受賞したレッズ時代のバウアー