稀代のスーパースターの去就がついに決着した。

　現地12月９日（日本時間10日）、ロサンゼルス・エンジェルスからフリーエージェント（FA）となっていた大谷翔平が自身の公式インスタグラムを更新。同じくロサンゼルスを本拠地に置くドジャースと10年総額７億ドル（約1014億円）の超大型契約で合意したと発表した。

　メジャー史上最高額での契約に早朝の日本列島は大きな衝撃を受けた。無論、連日大谷の移籍先を血眼で追いかけ続けていた現地メディアも、偉才の破格な金額には驚愕している。

　ドジャース移籍が電撃決定すると、米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者は自身のX（旧ツイッター）に「ショウヘイ・オオタニがロサンゼルス・ドジャースから受け取る10年７億ドルは、スポーツ史上最大のギャランティーだ」と興奮を隠せない。
  　再びXを更新した同氏は「関係者によると、ショウヘイ・オオタニの契約には、彼の年俸のほとんどを含む大幅な措置がある。契約金を繰り延べることで、競争均衡税にかかるコストを削減し、ドジャースは彼を中心により良いチームを作ることができる。これはオオタニのアイデアだ」と記載。球団の財政負担を極力減らす、大谷の気遣いだと指摘している。

　さらに、「ドジャースとしてのショウヘイ・オオタニ」と綴り、早くもCGでエンジェルスのユニホームからドジャースのユニホーム姿へと変化する動画を投稿。ドジャースブルーの大谷に米ファンから早くも喝采が挙がっている。

　移籍決定前にはトロント入り誤報が流れるなど、日米で大きな話題を呼んだ大谷の去就騒動。ようやく去就が落ち着き、来季でMLB７年目を迎える二刀流スターは、28年前に日本人メジャーリーガーのパイオニアとして「トルネード旋風」を巻き起こした野茂英雄氏が在籍したドジャースのユニホームに袖を通す。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】エンジェルス→ドジャース姿の大谷翔平をチェック