大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースと前代未聞の大型契約を結んだ。これを受けて古巣ロサンゼルス・エンジェルスの専門メディア『Halo Hangout』は、「悲痛なニュース。チームにとって壊滅的な打撃となった」と報じた。

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　エンジェルスは大谷を擁していた６年で、一度もプレーオフに進出していない。そのうえ本塁打王でア・リーグMVPの大谷が抜けたことから、同メディアは競争力を高めるためにチームに補強を進言した。

「最高の選手を失ったなかで、ペリー・ミナシアンGMには競争力のあるチームを構築するほぼ不可能な任務が与えられている。それでも球団は補強に努めて、競争力を高めてもらいたい」と、次の３点を提言した。

　１点目は山本由伸との契約だ。「ショウヘイが抜けた今、目先だけでなく将来的にも勝利に貢献できる選手の補強を検討するべき」として、「その条件に当てはまるのがヤマモトだ」と記した。「チームが切実に求めているエースになれるだろう。オオタニに充てるはずだった資金を、そのままヤマモトに使えるようになった」と山本の獲得を望んだ。
  　２点目は強打者の補強だ。「誰にもオオタニの代わりをすることはできないが、大型バットを加えるよう最善を尽くすことはできるだろう。たとえばコディ・ベリンジャー。現在はFAで、攻撃力を後押ししてくれるはずだ。もしベリンジャーの不安定さをリスクと捉えるなら、JD・マルティネスもホルヘ・ソレールも候補だ。オオタニほどではないが、強打者の補強は何とかなるだろう」とみている。

　３点目は、ブルペンの戦力向上だ。「このオフに、ルイス・ガルシア、アダム・シンバー、アダム・コラレクと契約したが、大物ではなく、普通の中継ぎに過ぎない。カルロス・エステベスは守護神の役割を務める予定で、ホセ・ソリアーノ、ベン・ジョイス、サム・バックマンといった若手の成長も期待したい」としながらも、「23年に水準以下だったブルペンのさらなる強化が求められる。たとえば短期契約で生産性を発揮できるリリーフ投手」として、ジョシュ・ヘイダーの名前を挙げた。

　大谷との再契約がなくなったエンジェルスは、積極的な補強が求められている。

構成●THE DIGEST編集部

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