野球界のスーパースターのデビュー戦は、隣国で大きな話題となっている。
現地12月9日、ロサンゼルス・エンジェルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平が、同じロサンゼルスを本拠地に置くドジャースと契約合意した。10年総額7億ドル(約1014億円)の超大型契約に世界中は度肝を抜かれた。
FAになってから連日、その移籍先を巡る情報が錯綜していた偉才の去就騒動がようやく決着した。無論、大谷がドジャースと結んだ7億ドルの契約には隣国メディアも即反応している。
韓国紙『朝鮮日報』は「オオタニがドジャースと10年9200億ウォンで契約合意した。リオネル・メッシ超えの最高額だ」と報じ、昨年12月のカタール・ワールドカップでアルゼンチン代表を優勝に導いたメッシが、バルセロナ時代の2017年に締結した4年5億5500万ユーロ(約860億円)を超えるプロスポーツ史上最大額での契約金に驚きを隠せなかった。
次に同メディアが気になったのは、ドジャースでのMLB開幕戦だ。野球ファンなら誰しもが手に入れたい激熱カードに関心を寄せているのは、ある理由がある。
「韓国の野球ファンにとって今回の契約は特に嬉しいことだ。なぜならMLB事務局が去る7月、2024年のリーグ開幕戦をロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスがソウルで行なうと発表したからだ。MLB開幕戦が韓国で開かれるのは史上初めてのこと」
同紙が紹介したように、MLB機構は「MLBワールド・ツアー」の一環として、来年3月20、21日に韓国・ソウルでドジャースとパドレスの開幕カード2試合の開催を発表した。つまり、ドジャースに電撃移籍した大谷のデビュー戦は、ドジャー・スタジアムでもパドレスの本拠地ペトコ・パークでもなく、韓国唯一のドーム球場であるコチョク・スカイドームとなる。
大谷以外にも、地元メディアが興奮するのにはワケがある。対戦相手のパドレスには、アジア人内野手として初めてゴールドグラブ賞を獲得した韓国出身のキム・ハソンが所属しており、韓国時代の彼は同球場を本拠地にしていた。ゆえに、この開幕カードはキム・ハソンの凱旋試合として注目されていた。
そのうえ、大谷のドジャース入団が決定したことで、注目度はグンとアップ。加えてパドレスには、侍ジャパンのメンバーとしてWBC1次ラウンドの韓国戦に先発登板したダルビッシュ有も在籍しており、アジアのスター選手が一挙に集結することになった。
同メディアは「キム・ハソンとオオタニが対決する構図も興味深い。ドジャースのユニホームを着たオオタニの姿を全世界の韓国ファンが最も早く見ることができる」と強調。野球ファン垂涎の場面を間近で見れる機会に胸を膨らませている。
野球界のスターがアジアに凱旋する大舞台。開幕カードのチケットはプラチナ化が見込まれ、争奪戦は必至となるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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現地12月9日、ロサンゼルス・エンジェルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平が、同じロサンゼルスを本拠地に置くドジャースと契約合意した。10年総額7億ドル(約1014億円)の超大型契約に世界中は度肝を抜かれた。
FAになってから連日、その移籍先を巡る情報が錯綜していた偉才の去就騒動がようやく決着した。無論、大谷がドジャースと結んだ7億ドルの契約には隣国メディアも即反応している。
韓国紙『朝鮮日報』は「オオタニがドジャースと10年9200億ウォンで契約合意した。リオネル・メッシ超えの最高額だ」と報じ、昨年12月のカタール・ワールドカップでアルゼンチン代表を優勝に導いたメッシが、バルセロナ時代の2017年に締結した4年5億5500万ユーロ(約860億円)を超えるプロスポーツ史上最大額での契約金に驚きを隠せなかった。
次に同メディアが気になったのは、ドジャースでのMLB開幕戦だ。野球ファンなら誰しもが手に入れたい激熱カードに関心を寄せているのは、ある理由がある。
「韓国の野球ファンにとって今回の契約は特に嬉しいことだ。なぜならMLB事務局が去る7月、2024年のリーグ開幕戦をロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスがソウルで行なうと発表したからだ。MLB開幕戦が韓国で開かれるのは史上初めてのこと」
同紙が紹介したように、MLB機構は「MLBワールド・ツアー」の一環として、来年3月20、21日に韓国・ソウルでドジャースとパドレスの開幕カード2試合の開催を発表した。つまり、ドジャースに電撃移籍した大谷のデビュー戦は、ドジャー・スタジアムでもパドレスの本拠地ペトコ・パークでもなく、韓国唯一のドーム球場であるコチョク・スカイドームとなる。
大谷以外にも、地元メディアが興奮するのにはワケがある。対戦相手のパドレスには、アジア人内野手として初めてゴールドグラブ賞を獲得した韓国出身のキム・ハソンが所属しており、韓国時代の彼は同球場を本拠地にしていた。ゆえに、この開幕カードはキム・ハソンの凱旋試合として注目されていた。
そのうえ、大谷のドジャース入団が決定したことで、注目度はグンとアップ。加えてパドレスには、侍ジャパンのメンバーとしてWBC1次ラウンドの韓国戦に先発登板したダルビッシュ有も在籍しており、アジアのスター選手が一挙に集結することになった。
同メディアは「キム・ハソンとオオタニが対決する構図も興味深い。ドジャースのユニホームを着たオオタニの姿を全世界の韓国ファンが最も早く見ることができる」と強調。野球ファン垂涎の場面を間近で見れる機会に胸を膨らませている。
野球界のスターがアジアに凱旋する大舞台。開幕カードのチケットはプラチナ化が見込まれ、争奪戦は必至となるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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