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「本当に行ってんの?」大谷翔平がトロント誤報の“真実”を激白「家のソファーでデコピンといたので、こっちがビックリ」

THE DIGEST編集部

2023.12.15

ドジャース入団会見に臨んだ大谷。トロント誤報騒動の裏話を明かした。(C) Getty Images

 世紀の誤報は、スーパースターも驚きを隠せなかったようだ。

 現地12月14日(日本時間15日)、大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースの入団会見に臨んだ。本拠地ドジャー・スタジアムで行なわれた会見には日米含めて約200人超の報道陣が集結。プロスポーツ史上最高額の10年総額7億ドル(約1014億円)の超大型契約を結んだスーパースターの門出を世界中の野球ファンが見守った。

 球団オーナーであるマーク・ウォルター氏、アンドリュー・フリードマン編成本部長、デーブ・ロバーツ監督、水原一平通訳らと一緒に出席した大谷は、背番号「17」のユニホームに袖を通すと、「明確な勝利を目指すビジョンと豊富な球団の歴史を持つ、このロサンゼルス・ドジャースの一員になれることを心より嬉しく思うと同時に、今すごく興奮している」と入団が正式に決まった胸中を明かした。

 そして、「一番大事なことは全員が同じ方向を向いていること。オーナーグループをはじめ、フロントやファンの皆さんも含めて、チーム全員がそこを向いていることだと思う」などと話し、名門球団の一員として勝利を積み重ね、悲願の世界一奪還を誓った。

 入団会見後、大谷は地元放送局『SportsNet LA』の中継に登場。ドジャース決定前に飛び交ったトロント入り誤報について、質問される場面があった。
 
 球界スターの去就について、何も手掛かりが掴めず情報が錯綜するなか、あるSNSの投稿が日米メディアを騒然とさせた。去る12月8日、MLB公式番組『MLB Network』のジョン・モロシ記者が自身のX(旧ツイッター)に「オオタニがトロントに向かっている」という見逃せない投稿をした。

 これをきっかけに事態は急変。カナダ・トロントに本拠地を置くブルージェイズへの移籍話が急浮上したが、のちにこれは誤報だと判明。モロシ記者が再びXで「不確定な情報だった」と謝罪する形で収束した。

 この騒動について大谷は、「僕自身が見るということはなかったですけど、言われたりとかはしたので。『本当に行ってんの?』みたいな感じで聞かれたりはしていました」と語り、突然降って湧いた話題に戸惑ったという。

 ところが周囲が騒ぐなか、偉才はマイペースだったようだ。「実際そうなった時も、僕は家のソファーで犬といたので、こっちがビックリしたという感じですかね」と語り、FA交渉期間中は代理人にすべて任せ、愛犬「デコピン」と仲良く過ごしていたことを明かした。

 この日の入団会見はMLBの公式YouTubeチャンネルでも生中継されるほど、二刀流スターの一問一答は大きな注目を浴びていた。

構成●THE DIGEST編集部

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