NPB最強右腕の入団に球団幹部もご満悦だ。

　現地12月27日、オリックスからポスティングでメジャー移籍を目指していた山本由伸は、ロサンゼルス・ドジャースへの移籍が正式決定。本拠地ドジャー・スタジアムで同日、入団会見が行なわれた。

　新たな背番号「18」のユニホームに袖を通した日本人スターは、「憧れてもらえるような選手になれるよう頑張ります」などと意気込みを明かした。

　現地では、12年総額３億2500万ドル（約463億円）という契約内容が報じられているドジャース。MLB公式サイトによれば、この会見にスタン・カステン球団社長、デーブ・ロバーツ監督らと同席していたブランドン・ゴームズGMは、「ドジャースのコミュニティーにとってエキサイティングな数週間だった」と振り返っている。
  　今冬のストーブリーグは、ロサンゼルス・エンジェルスからフリーエージェント（FA）となっていた大谷翔平と10年総額７億ドル（約1015億円）の大型契約を締結。また、タンパベイ・レイズからトレード獲得したタイラー・グラスノーとも５年総額１億3650万ドル（約198億円）の契約延長を結ぶなど、ドジャースの「独り勝ち」とも言える結果となった。

　これに充実感をにじませているゴームズ氏は、「ヨシノブ・ヤマモトのような才能溢れた先発投手を獲得するということは、素晴らしい2023年の締めくくりだ」と断言。25歳の日本人右腕のポテンシャルに期待を寄せており、「24年シーズンはスリリングなものになるだろう」とコメント。早くも来季のパフォーマンスを楽しみにしているようだ。

　４年ぶり８度目のワールドシリーズ制覇に向かって突き進むドジャース。山本、大谷を含め、チームの活躍からも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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