ロサンゼルス・ドジャースに加入した山本由伸を、現役選手が称賛した。ドジャース専門メディア『Dodger Blue』は12月27日、セントルイス・カーディナルスに所属するラーズ・ヌートバーの山本に対する評価を報じた。

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　侍ジャパンの同僚だったヌートバーは、「バッターは狙う球種を決めるものだが、ヤマモトの場合は多くの球種を持っていて、しかもそのどれもがよく動く。たしかに彼は特別な投手だ」と、山本が持つ球種の多さと威力を絶賛した。

　さらに、「球速もあるし、変化球に切れもある。それに球自体が重い。こんなのフェアじゃないね」と語ったヌートバーは、「91～93マイル（146～149キロ）の速球を投げる投手がいて、スプリッターが時速82～84マイル（130キロ台）であれば、速球を狙えばいいからチャンスがある。でも、ヤマモトは何でもハードに投げられるし、スプリットやカッターもある。もう言葉を失うよ」と、山本のポテンシャルを表現した。
  　また、同じくドジャースの話題を専門的に扱う『Inside the Dodgers』は、前巨人のルイス・ブリンソンのコメントを紹介した。ブリンソンは、2012年にテキサス・レンジャーズの１巡目指名を受け、ミルウォーキー・ブルワーズ、マイアミ・マーリンズ、サンフランシスコ・ジャイアンツでもプレーした。

　元MLB選手のブリンソンは、「ヤマモトはMLBでも脅威になるだろう。私はあの球を打てないと感じた。彼は本物だ。ヤマモトと対戦するチームや打者にはこう言いたいね。“グッドラック（幸運を）”」と語っている。

『Inside the Dodgers』は、「スカウトが獲得した選手を称賛するのは当然だが、メジャーでもプレーした選手が、こう話すのはとてもエキサイティング。ヤマモトがどんな投手なのか判断するには十分のコメントだ」として、24年の山本の投球に期待を寄せた。

構成●THE DIGEST編集部

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