ドジャース入団が正式に決まった山本由伸。数多くの球団による熾烈な争奪戦を経て、最終的な決断に至るまでの交渉の過程も徐々が明らかになりつつある。
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山本の代理人を務めるジョエル・ウルフによれば、ドジャースとの会談に大谷翔平やムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの”MVPトリオ”が同席したように、スター選手が出馬して山本を勧誘したケースは「よくあることだった」という。実際、フィリーズとの交渉では、MVPを2度受賞している主砲のブライス・ハーパーが交渉に参加したことが日本でも報じられていた。
ただ、ウルフによると、ハーパーがそうだったように「多くの選手はオンラインでの参加だった」という。一方、ドジャースはベッツ、フリーマン、大谷の3人が交渉の席に“直接出馬”したことが「独特だった」ようだ。
またウルフは球団名こそ明かさなかったが、山本がトレーニングに取り入れていることに着目し、やり投げ用のジャベリンを贈ったチームがあったとも明かしている。山本も入団会見でも述べていた通り、各球団がいかに獲得に熱心だったかを端的に表すエピソードだと言えよう。
なお山本はジャイアンツとの交渉に赴いた際、サンフランシスコの街が「大阪を思い出させる」と、かなり気に入っている様子だったという。ウルフは「もしドジャースが獲得に乗り出さなければ、おそらく山本はジャイアンツに入団していただろう」と語っている。大谷に続いて山本の獲得にも失敗したことでベイエリアのファンは嘆いているが、実は意外と交渉は紙一重だったのかもしれない。
構成●SLUGGER編集部
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なお山本はジャイアンツとの交渉に赴いた際、サンフランシスコの街が「大阪を思い出させる」と、かなり気に入っている様子だったという。ウルフは「もしドジャースが獲得に乗り出さなければ、おそらく山本はジャイアンツに入団していただろう」と語っている。大谷に続いて山本の獲得にも失敗したことでベイエリアのファンは嘆いているが、実は意外と交渉は紙一重だったのかもしれない。
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