アトランタ・ブレーブスなどでプレーし、2015年にMLB殿堂入りを果たした現解説者のジョン・スモルツ氏が米スポーツメディア『Clutch Points』の独占インタビューに応じ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平や、ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトについて語った。
【動画】"トラウタニ"の連続本塁打の後、大谷翔平がトラウトに兜をかぶせたシーンをチェック!
大谷がドジャースと10年7億ドル(当時1015億円)で契約したことについては、「これまで見たことがないような契約だった。この先、二度と起こらないかもしれないようなね。しかも長期契約をしながら、チームがより多くの選手を獲得できるような唯一無二の内容だった」と印象を語っている。
スモルツ氏は現役時代に通算213勝を挙げた大投手。二度の最多勝を成し遂げ、サイ・ヤング賞にも輝いたレジェンドだ。トミー・ジョン手術を経験しながらブレーブスに20年在籍し、着用していた29番は永久欠番にもなっている。そんなスモルツ氏が気になるのは、大谷がいつまで二刀流を続けられるのかという点だ。
「オオタニは史上最高の選手だ。彼が特別なのは、投打両方を高いレベルでこなしているから。いつまで二刀流を続けられるか分からないが、今後の10年でドジャースが何回優勝できるかがオオタニの価値を証明することになるだろう」
このような話を引き出した同メディアは、「オオタニといえば、元チームメイトのトラウトについてどう思いますか? 是非はともかく、トレードの噂が挙がっています」とエンジェルスのトラウトに関する話を振ると、スモルツ氏はこのように語った。
「選手にはそれぞれ事情があり、何を望んでいるかも異なる。私のような元選手や解説者からすれば、トラウトのような大型契約は、組織が劇的に変化するタイミングの問題がつねに付きまとう。選手としての価値が下がっているわけではなく、いまだ最高の選手だと思う。ただ、もし彼を獲得したいチームがあったとしても、残りの契約年数的に"期限切れ"になる可能性がある」
現在32歳のトラウトは、19年に12年総額4億2650万ドル(当時約576億円)で契約を更新。現状、7年後までエンジェルスとの契約が残っている状況だ。
エンジェルスはトラウトと大谷を擁しながらも、14年を最後にプレーオフに進出していない。この点については、「2人の偉大な選手がいながらポストシーズンに進出できなかった。162試合の日程のなかで、どれだけ多くの課題をクリアしていけばいけないのか、どれだけ多くの要素がベースボールに必要なのかを示していると思う」と、野球の奥深さを語った。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「大谷翔平は多くを語らなかったが、たくさんのことを学ぶことができた」エンジェルスの若き先発投手が退団した二刀流を懐かしむ「恋しく思う」
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大谷がドジャースと10年7億ドル(当時1015億円)で契約したことについては、「これまで見たことがないような契約だった。この先、二度と起こらないかもしれないようなね。しかも長期契約をしながら、チームがより多くの選手を獲得できるような唯一無二の内容だった」と印象を語っている。
スモルツ氏は現役時代に通算213勝を挙げた大投手。二度の最多勝を成し遂げ、サイ・ヤング賞にも輝いたレジェンドだ。トミー・ジョン手術を経験しながらブレーブスに20年在籍し、着用していた29番は永久欠番にもなっている。そんなスモルツ氏が気になるのは、大谷がいつまで二刀流を続けられるのかという点だ。
「オオタニは史上最高の選手だ。彼が特別なのは、投打両方を高いレベルでこなしているから。いつまで二刀流を続けられるか分からないが、今後の10年でドジャースが何回優勝できるかがオオタニの価値を証明することになるだろう」
このような話を引き出した同メディアは、「オオタニといえば、元チームメイトのトラウトについてどう思いますか? 是非はともかく、トレードの噂が挙がっています」とエンジェルスのトラウトに関する話を振ると、スモルツ氏はこのように語った。
「選手にはそれぞれ事情があり、何を望んでいるかも異なる。私のような元選手や解説者からすれば、トラウトのような大型契約は、組織が劇的に変化するタイミングの問題がつねに付きまとう。選手としての価値が下がっているわけではなく、いまだ最高の選手だと思う。ただ、もし彼を獲得したいチームがあったとしても、残りの契約年数的に"期限切れ"になる可能性がある」
現在32歳のトラウトは、19年に12年総額4億2650万ドル(当時約576億円)で契約を更新。現状、7年後までエンジェルスとの契約が残っている状況だ。
エンジェルスはトラウトと大谷を擁しながらも、14年を最後にプレーオフに進出していない。この点については、「2人の偉大な選手がいながらポストシーズンに進出できなかった。162試合の日程のなかで、どれだけ多くの課題をクリアしていけばいけないのか、どれだけ多くの要素がベースボールに必要なのかを示していると思う」と、野球の奥深さを語った。
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