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「MLB最大の国際ブランドを構築」ドジャースの外国人選手獲得の歴史に脚光 日米間移籍、アフリカ野球の向上、アカデミー創設…球界への影響力に言及

THE DIGEST編集部

2024.01.29

国際色豊かなドジャース。野茂(右)をはじめ、複数の日本人選手が所属してきた球団には新シーズンから大谷(左)と山本が活躍の場を移す。(C) Getty Images

 今オフ、ロサンゼルス・ドジャースは大谷翔平、山本由伸という両大物日本人プレーヤーを獲得に成功し、その他にも多くの有力選手の加入が発表されている。

 類を見ないほどの大型補強を敢行するドジャースの動きは、ファンの関心を集めている他、メディアや他球団の選手からもさまざまな反応が見られた。しかし、過去にもドジャースが選手獲得において、MLBの先駆けとなる取り組みを行なってきていることを、米スポーツサイト『SBNATION』が紹介している。

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 1月27日に配信となった「野球最後のフロンティアの一つにおけるドジャースの試み」と銘打たれたトピックは、ドジャースの外国人選手獲得の歴史を振り返る内容となっている。

 トピックの中では、「ドジャースは海外の選手と契約し、機会があればいつでも海外の会場でプレーすることで、MLB最大の国際ブランドのひとつを構築してきた」と綴っており、さらに「20世紀から21世紀にかけて、この球団が世界的な展開の拡大を目指すためにとった行動の例は無数にある」と論じている。

 また、1900年代以降において「黒人初のメジャーリーガー」として知られたジャッキー・ロビンソンが所属していたことや、ドミニカ共和国でMLB球団初の付属アカデミーを設立したことなどにも言及。他にも「1995年2月、ドジャースはNPBのスーパースター、ヒデオ・ノモとの契約に合意した」と、日本人として2人目(当時)のメジャーリーガーとなった野茂英雄の入団、その後の日米間のポスティングシステム創設の経緯などにも言及している。

 さらに、アフリカ人プレーヤーとMLBの歴史も辿っており、その中で「ドジャースは、2022年にウガンダ出身の選手と国際フリーエージェントとして契約した最初のMLBチームである」と強調している。同メディアは「ドジャースには、ウガンダ、そしてアフリカ大陸全体の野球の質を飛躍的に向上させるという近くて遠い未来のために、ますます拡大する役割を果たす資格と歴史があるのだ」として、競技の世界的な普及への貢献度を称えている。

 トピックでは、「こうした決断の多くはスポーツにプラスの影響を与え、MLBの他球団はフィールド内外で達成された成功を見て、すぐにドジャースの戦術を真似た」と指摘。米球界全体に大きな影響を及ぼしてきたと主張している。

 2024年、多様な顔ぶれを揃え、世界一奪還を目指すドジャース。名門の輝かしい歴史の中でも、極めて特別なシーズンとなる予感に包まれている。

構成●THE DIGEST編集部

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