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昨季“投壊”のエ軍、大谷翔平が去った今オフはブルペン強化に邁進! GM「これ以上の増員を否定しない」とさらなる補強も示唆

THE DIGEST編集部

2024.02.07

エンジェルスのワシントン新監督。写真:AP/アフロ

 大谷翔平が去ったロサンゼルス・エンジェルスは、新指揮官のロン・ワシントン監督が就任し、新たな節目のシーズンに臨む。今オフの補強では、大谷に替わるビッグネームの獲得はいまだないものの、昨季終了直後から、救援で実績のある投手の獲得が続いた。

 ルイス・ガルシアやマット・ムーア、ロバート・スティーブンソンなど、ベテラン、中堅がチームに加わり、今月に入っても、2月4日にデトロイト・タイガースからFAとなっていたホセ・シスネロの獲得が発表されている。

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 ここまで、エンジェルスの投手獲得はマイナー契約も含め10人に上る。そして新シーズンに向け、球団はさらなるブルペン強化を目指す意思があることも、現地メディアを通じて伝えられている。

 メジャー公式サイト『MLB.com』では2月6日配信のトピックの中で、エンジェルス担当のレット・ボリンジャー記者が現在までのエンジェルスの投手補強の印象などを綴っている他、ミナシアンGMのコメントも紹介している。

 ボリンジャー氏は「エンジェルスが今オフシーズンに最も成長した分野があるとすれば、それはブルペンだ。ゼネラルマネージャーのペリー・ミナシアンは、フリーエージェンシーやトレードを通じて何人かのリリーバーをメンバーに加えることに積極的だった」と指摘。その上で、「彼らはクローザーのカルロス・エステベス、ホセ・ソリアーノ、ベン・ジョイスを含むグループに加わる」として、救援陣の底上げが目的であると強調している。

 さらに「ミナシアンは、ブルペンの改善が今オフシーズンの目標のひとつであると語った」と綴っており、ミナシアンGMのコメントを掲載している。

 多くの投手を獲得している現状についてミナシアンGMが、「オフシーズンの初めよりはいい状態にあると感じている」と手応えを述べているとして、さらに「しかし、これ以上の増員を否定するつもりはない。投手はいくらあっても足りない。それは今後も検討し続けることだ」とさらなる補強への意欲も覗かせたという。

 また他にも、「昨シーズン終了時のクラブの現状を見ると、ブルペンが大きな穴になっているように感じた。多くの苦戦があったし、それには多くの理由がある。だから、イニングを埋めてくれる投手を何人か加えることは本当に重要なことだ」と昨季までの戦いぶりを振り返った上で、リリーフ陣強化への心情を明かしている。

 エンジェルスは昨季まで、試合終盤で逆転打を浴び、さらに投手自ら崩れる場面も少なくなかった。新シーズンへ向け、他のポジションでも新戦力を求めているものの、ミナシアンGMの思惑通り、やはり現状では、ゲーム後半のマウンドに立つ救援陣を固めることが先決なのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部


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