球界スターの仰天起用プランは実現するのか。
現地3月3日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が敵地で行なわれたコロラド・ロッキーズとのオープン戦に「2番・指名打者(DH)」でスタメン出場。3打数3安打の2打点、2得点の大活躍で、開幕戦に向けて手が付けられないほど絶好調だ。
ドジャースに新加入した背番号17の打棒が止まらない。オープン戦初出場だった2月27日から3試合連続安打で7打席連続出塁。打率は.714と異常なハイアベレージとなっており、指揮を執るデーブ・ロバーツ監督も舌を巻いている。
好調な大谷のバットには連日、現地メディアからも熱い視線が注がれている。ドジャース専門メディア『Dodgerblue』は、偉才の類まれな打撃に注目。「ショウヘイ・オオタニは今年、ドジャース打線の指名打者を務める予定だ。2024年のオープン戦デビューはシカゴ・ホワイトソックス戦でホームランを放つなど、すでにその実力を誇示している」と記し、大きな期待を寄せている。
一方で、同メディアはスーパースターの別なところにも興味を示している。「オオタニはドジャースのDHとして全打席に出場する予定だが、最近ロッカーで外野用グラブと一塁用のミットを持っているところを目撃された」と紹介。DHだけでなく、一塁手と外野手での"三刀流"起用の可能性を示唆している。
ドジャースのロバーツ監督は、大谷が外野用のグローブをクラブハウスに持ち込んだことについて問われると、「私の関心は、彼がDHを務めることだけだ」とこれを否定。基本的にはDH専念で起用することを強調したが、『Dodgerblue』は「オオタニがDH以外のポジションでプレーする可能性は低いが、右肘が完全に回復すれば、チームは彼が別のポジションでトレーニングすることに前向きかもしれない」と可能性はゼロではないと言及している。
米スポーツメディア『The Athletic』も同じ見解のようだ。同メディアによると、チーム関係者は「オオタニが別のポジションでトレーニングすることをドジャースは否定していない」と語っており、「オオタニに異なるポジションでのトレーニングを許可した背景には、打撃だけに集中させず、彼の時間を管理するのにも役立つ」と、起用のバリエーションが増えれば、チームに好影響を与えると考えているようだ。
大谷は日本ハム時代に外野手として62試合に出場した実績を持っている。さらにロサンゼルス・エンジェルス時代にも、2021年に7試合で外野の守備経験を持っている。いずれもスタメン出場ではなく途中での起用だったが、球場を大きく沸かせた。ちなみに一塁は、NPB時代も含めてまだ一度もプレーしていない。
同メディアは最後に「多くのMLB関係者が、オオタニは外野手でもエリート・ディフェンダーになれると信じている。彼がこれまでに成し遂げてきた他のすべてのことを考えれば、誰も驚かないはずだ」と"外野手・大谷"に太鼓判を押している。
さらに、「彼の素晴らしいスピードと肩力は、外野から強烈なインパクトを与えるのに必要なツールを揃えている」とも指摘。ドジャースにとって強力な武器になり得ると信じている。
昨年の右肘手術の影響で、今季は打者専念となる大谷。投手との二刀流が封印となる2024年シーズンはDH、外野での二刀流。はたまた一塁での三刀流が実現するのか。ファンにとっては、実に興味深い起用プランになるかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】超貴重シーン!? 大谷翔平が投手で力投→外野の守備位置へ(2分30秒から)
現地3月3日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が敵地で行なわれたコロラド・ロッキーズとのオープン戦に「2番・指名打者(DH)」でスタメン出場。3打数3安打の2打点、2得点の大活躍で、開幕戦に向けて手が付けられないほど絶好調だ。
ドジャースに新加入した背番号17の打棒が止まらない。オープン戦初出場だった2月27日から3試合連続安打で7打席連続出塁。打率は.714と異常なハイアベレージとなっており、指揮を執るデーブ・ロバーツ監督も舌を巻いている。
好調な大谷のバットには連日、現地メディアからも熱い視線が注がれている。ドジャース専門メディア『Dodgerblue』は、偉才の類まれな打撃に注目。「ショウヘイ・オオタニは今年、ドジャース打線の指名打者を務める予定だ。2024年のオープン戦デビューはシカゴ・ホワイトソックス戦でホームランを放つなど、すでにその実力を誇示している」と記し、大きな期待を寄せている。
一方で、同メディアはスーパースターの別なところにも興味を示している。「オオタニはドジャースのDHとして全打席に出場する予定だが、最近ロッカーで外野用グラブと一塁用のミットを持っているところを目撃された」と紹介。DHだけでなく、一塁手と外野手での"三刀流"起用の可能性を示唆している。
ドジャースのロバーツ監督は、大谷が外野用のグローブをクラブハウスに持ち込んだことについて問われると、「私の関心は、彼がDHを務めることだけだ」とこれを否定。基本的にはDH専念で起用することを強調したが、『Dodgerblue』は「オオタニがDH以外のポジションでプレーする可能性は低いが、右肘が完全に回復すれば、チームは彼が別のポジションでトレーニングすることに前向きかもしれない」と可能性はゼロではないと言及している。
米スポーツメディア『The Athletic』も同じ見解のようだ。同メディアによると、チーム関係者は「オオタニが別のポジションでトレーニングすることをドジャースは否定していない」と語っており、「オオタニに異なるポジションでのトレーニングを許可した背景には、打撃だけに集中させず、彼の時間を管理するのにも役立つ」と、起用のバリエーションが増えれば、チームに好影響を与えると考えているようだ。
大谷は日本ハム時代に外野手として62試合に出場した実績を持っている。さらにロサンゼルス・エンジェルス時代にも、2021年に7試合で外野の守備経験を持っている。いずれもスタメン出場ではなく途中での起用だったが、球場を大きく沸かせた。ちなみに一塁は、NPB時代も含めてまだ一度もプレーしていない。
同メディアは最後に「多くのMLB関係者が、オオタニは外野手でもエリート・ディフェンダーになれると信じている。彼がこれまでに成し遂げてきた他のすべてのことを考えれば、誰も驚かないはずだ」と"外野手・大谷"に太鼓判を押している。
さらに、「彼の素晴らしいスピードと肩力は、外野から強烈なインパクトを与えるのに必要なツールを揃えている」とも指摘。ドジャースにとって強力な武器になり得ると信じている。
昨年の右肘手術の影響で、今季は打者専念となる大谷。投手との二刀流が封印となる2024年シーズンはDH、外野での二刀流。はたまた一塁での三刀流が実現するのか。ファンにとっては、実に興味深い起用プランになるかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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