元DeNAのトレバー・バウアーが、世界各国に多数のプロ野球選⼿を輩出しているトラベリングチーム『アジアンブリーズ』に参加。現地3月10日に古巣ドジャース傘下のマイナーチームとのオープン戦に登板することが明らかとなった。
レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞を受賞し、同年オフにドジャースと3年1億200万ドルで契約を結んだバウアーだが、翌年7月に女性への性的暴行疑惑から出場停止処分になって以降はMLBでのプレー機会がない。昨季はDeNAで投げていたが、このオフは再びメジャー復帰を目指して積極的に活動している。
そんなバウアーが次なるアピールの場に選んだのが『アジアンブリーズ』だ。BCリーグ・茨城アストロプラネッツのGMも務める色川冬馬氏が創設したこのチームは、日本の独立リーグ出身者などが集まって結成。アメリカ西海岸やアリゾナ周辺でトラベリングチームとして活動し、MLB傘下のマイナーチームや、韓国、メキシコのチームと対戦するトライアウトプロジェクトである。
かつてヤクルトなどで活躍した風張蓮は、アジアンブリーズでのプレーを経て22年にアメリカの独立リーグ(アトランティック・リーグ)と契約(同年限りで引退)。現DeNAの渡辺明貴も、NPB入り以前にアジアンブリーズに所属していた経験があるなど、各国に選手を送り出している。同様に、バウアーもかつての古巣相手に好投し、3年ぶりのメジャー復帰への足がかりにすることができるのかに注目が集まる。
構成●SLUGGER編集部
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