プロ野球

ハマの元気印爆誕!10年ぶりのOP戦ルーキー首位打者、度会隆輝にブレイクの予感「応援歌に恥じないようにしっかり打ちます」

どら増田

2024.03.26

オープン戦で10年ぶりのルーキーでの首位打者となった度会。写真:野口航志(D'sStyle)

 ここ数年、プロ野球はほぼオリックスのみ取材をして書いて来た私だが、今シーズンからオリックスだけではなく、6年ぶりに地元のDeNAの取材も再開させることになった。その理由はいろいろあるのだが、その中のひとつが「気になる選手」が出て来たことである。昨年のドラフト会議を取材するにあたり、事前にいろんな選手の動画を見ていく中で、その選手は現われた。当時ENEOSに所属していた度会隆輝だ。明るくて思いっきりのいいスタイルはプロ向きだと思った。ドラフト会議では3球団競合の末、DeNAが獲得。横浜高出身とあってこれは必然だったのかもしれない。
 
 24日に終了したオープン戦では、打率.434で10年ぶりにルーキーでの首位打者を獲得。積極的な起用で早速才能が開花した形だ。連続試合安打は代打起用となった20日のオリックス戦(横浜スタジアム)で、「15」で止まってしまったが、11球粘るなど存在感をアピールし続けている。三浦大輔監督は「毎日毎日、いいものを見せてもらっている。アピールをずっと続けてくれてますし、打席で一生懸命にやっている。あれだけ粘って結果アウトでしたけど、いいんじゃないですか。ファンの方の声援も日に日に大きくなってますからね」と監督の起用に応えているルーキーを高く評価した。

 そんな度会にファンの期待も大きく、20日の本拠地最後となるオープン戦では試合前に度会の応援歌が応援団により披露され、ビジョンに歌詞が映し出されると、度会は頭を下げた。この日はスタメンから外れたこともあり、試合中に応援歌が流れない可能性もあったが、三浦監督の粋な計らいによる代打起用により、試合中にも応援歌が演奏されている。

 この打席について度会は「いろいろ連続安打記録とか言ってもらってましたけど、きょう1打席だけだったんで、自分的にもなんとも言えないですけど、ほんとに状態的には良かったですし、きょうもよく粘れたんで良かったのかな。1打席の中にしては内容も良かったと思います。最後の打球もちょっと詰まった感じはあったんですけど、もうちょい(バットの)芯の部分が出てくれば抜けれたんで、そこは次に活かしたいと思います」と笑みを交えながら、明るく元気よく前向きに振り返っていた。
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「3月に自分の応援歌が出来るとは思わなかった」