開幕8試合でいまだノーアーチの大谷翔平(ドジャース)。新天地への移籍、右肘手術明けといった事情も、あるいは作用しているのかもしれないが、ファンはドジャーブルーのユニフォームを着ての初ホームランを心待ちにしている。ここで改めて、昨季までのメジャー6年間の「シーズン第1号」を振り返ってみることにしよう。
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▼2018年
日付:4月3日(2試合目)
相手:ジョシュ・トムリン(インディアンス/現ガーディアンズ)
シーズン通算:22本塁打(104試合)
あのベーブ・ルース以来の本格的二刀流として大きな注目を集めたメジャー1年目。開幕戦に8番・DHで出場して初ヒットを放った大谷は、4月1日のアスレティックス戦で初マウンドに立ち、6回3失点の好投を披露した。
3日、エンジェル・スタジアムでの初出場となった試合で、大谷は初回にいきなり挨拶代わりの一発を放つ。初回、2死二、三塁で技巧派右腕トムリンから右中間へ高々と上がる3ランアーチ。ベンチに帰った大谷が“サイレント・トリートメント”を受けた場面も忘れらない。
この年、大谷は打っては104試合で22本塁打、投げては10試合で4勝、防御率3.31を記録。9月にトミー・ジョン手術を受けたが、見事新人王を受賞した。
▼2019年
日付:5月13日(6試合目)
相手投手:ホゼ・ベリオス(ツインズ)
シーズン通算:18本塁打(106試合)
前年9月に右肘にメスを入れたため、この年は打者に専念。リハビリの影響で、自身の開幕も1ヵ月以上遅れた。5月7日に戦線復帰した大谷は最初の5試合で長打が1本も出なかったが、13日のダブルヘッダー第1戦でようやく待望の一発が出た。 3回、走者を一人置いた場面で、相手エース格のベリオスが投じた外角93マイルの4シームを一閃。敵地ターゲット・フィールドのバックスリーン左の電光掲示板を直撃する特大の一発となった。
その1ヵ月後には、日本人選手初のサイクルヒットも達成した大谷だったが、後半戦は53試合でわずか4本塁打と失速。9月13日には左膝蓋骨の手術を受け、ひと足早くシーズンを終えた。
▼2020年
日付:7月29日(4試合目)
相手投手:ジャスティン・ダン(マリナーズ)
シーズン通算:7本塁打(44試合)
この年は新型コロナウィルスの世界的流行の受け、開幕が7月24日に延期、無観客開催で60試合の短縮シーズンという、ある種異様な環境下で行われることになった。
シーズン4試合目となった29日のマリナーズ戦、1点を追う4回裏、無死一・二塁で打席に入った大谷は簡単に2ストライクに追い込まれたが、3球目の内角低めのスライダーをうまくすくい上げると、打球は右中間へ。まさに「技あり」の一発だった。
翌日も本塁打を放った大谷だったが、この年は深刻な不振に苦しみ、44試合で打率.190、7本塁打。投げても2試合で防御率37.80で、二刀流限界を主張する声も挙がった。
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▼2018年
日付:4月3日(2試合目)
相手:ジョシュ・トムリン(インディアンス/現ガーディアンズ)
シーズン通算:22本塁打(104試合)
あのベーブ・ルース以来の本格的二刀流として大きな注目を集めたメジャー1年目。開幕戦に8番・DHで出場して初ヒットを放った大谷は、4月1日のアスレティックス戦で初マウンドに立ち、6回3失点の好投を披露した。
3日、エンジェル・スタジアムでの初出場となった試合で、大谷は初回にいきなり挨拶代わりの一発を放つ。初回、2死二、三塁で技巧派右腕トムリンから右中間へ高々と上がる3ランアーチ。ベンチに帰った大谷が“サイレント・トリートメント”を受けた場面も忘れらない。
この年、大谷は打っては104試合で22本塁打、投げては10試合で4勝、防御率3.31を記録。9月にトミー・ジョン手術を受けたが、見事新人王を受賞した。
▼2019年
日付:5月13日(6試合目)
相手投手:ホゼ・ベリオス(ツインズ)
シーズン通算:18本塁打(106試合)
前年9月に右肘にメスを入れたため、この年は打者に専念。リハビリの影響で、自身の開幕も1ヵ月以上遅れた。5月7日に戦線復帰した大谷は最初の5試合で長打が1本も出なかったが、13日のダブルヘッダー第1戦でようやく待望の一発が出た。 3回、走者を一人置いた場面で、相手エース格のベリオスが投じた外角93マイルの4シームを一閃。敵地ターゲット・フィールドのバックスリーン左の電光掲示板を直撃する特大の一発となった。
その1ヵ月後には、日本人選手初のサイクルヒットも達成した大谷だったが、後半戦は53試合でわずか4本塁打と失速。9月13日には左膝蓋骨の手術を受け、ひと足早くシーズンを終えた。
▼2020年
日付:7月29日(4試合目)
相手投手:ジャスティン・ダン(マリナーズ)
シーズン通算:7本塁打(44試合)
この年は新型コロナウィルスの世界的流行の受け、開幕が7月24日に延期、無観客開催で60試合の短縮シーズンという、ある種異様な環境下で行われることになった。
シーズン4試合目となった29日のマリナーズ戦、1点を追う4回裏、無死一・二塁で打席に入った大谷は簡単に2ストライクに追い込まれたが、3球目の内角低めのスライダーをうまくすくい上げると、打球は右中間へ。まさに「技あり」の一発だった。
翌日も本塁打を放った大谷だったが、この年は深刻な不振に苦しみ、44試合で打率.190、7本塁打。投げても2試合で防御率37.80で、二刀流限界を主張する声も挙がった。
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