ロサンゼルス・エンジェルスが春季キャンプを行なうアリゾナ州テンピのディアブロ・スタジアムが改修されることになった。エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』によると、「クラブハウスや屋内パフォーマンスラボ、選手育成エリアなど、2300万ドル(約34億円)規模の改修をテンピ市議会が承認した。工事は24年4月に始まる予定だ」と報じた。
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球団施設の改善は、チームに大きな恩恵をもたらすと思われるが、しかしエンジェルスのファンは諸手を挙げて歓迎できる状況ではないという。ディアブロ・スタジアムの改修は、以前から計画されていたものの保留になっていた案件だった。それはなぜか。エンジェルスのオーナー、アート・モレノが球団を売却する意向だったからだと、同メディアは伝えている。
「多くのエンジェルス・ファンは頭をかいているだろう。改修計画が動き出したということは、要するにモレノが球団を売却しないと決意しているからだ」
工事費2300万ドルのうち、テンピ市が1090万ドルを支払い、残りはエンジェルスが負担するという。第1期工事はチーム専用エリアを中心に行なわれ、コンコースや客席などの追加設備の導入は、25年から26年に予定されている。
「モレノは22年8月に球団の売却手続きを始めたと公言しながら、23年1月に売却自体を撤回。それでも、売却の噂は常に付きまとっていた。もしモレノが球団を売却するのなら、このような改修プランを進めるはずがない。つまり、モレノはエンジェルスのオーナーであり続けるのだ」
近年は投手陣を充実させず、打者ばかりを補強していた結果、エンジェルスは14年以来一度もプレーオフに進出していない。18年から23年までは大谷翔平(現ロサンゼルス・ドジャース)を擁していたが、それでもプレーオフには届かなかった。
23年シーズン後のオフには大谷との再契約を望まず、“勝てるチームをつくらない”モレノに対して、ファンは事あるごとに批判を展開してきた。しかし、モレノは今後もエンジェルスを所有していくようだ。ディアブロ・スタジアムの改修は、ファンにとっては朗報であり悲報でもあった。
同メディアは、このような文章で記事を締めている。
「エンジェルスはロン・ワシントン監督を筆頭にチームのイメージを刷新しようとしている。しかし、その結果がフィールドに現われるまで、モレノがファンの信頼を取り戻すのは難しい」
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】エンジェルス・オーナー、大谷翔平を過小評価「再契約は“4”から始まる数字を考えていた」呼び戻す意思がなかったと地元メディア断罪
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工事費2300万ドルのうち、テンピ市が1090万ドルを支払い、残りはエンジェルスが負担するという。第1期工事はチーム専用エリアを中心に行なわれ、コンコースや客席などの追加設備の導入は、25年から26年に予定されている。
「モレノは22年8月に球団の売却手続きを始めたと公言しながら、23年1月に売却自体を撤回。それでも、売却の噂は常に付きまとっていた。もしモレノが球団を売却するのなら、このような改修プランを進めるはずがない。つまり、モレノはエンジェルスのオーナーであり続けるのだ」
近年は投手陣を充実させず、打者ばかりを補強していた結果、エンジェルスは14年以来一度もプレーオフに進出していない。18年から23年までは大谷翔平(現ロサンゼルス・ドジャース)を擁していたが、それでもプレーオフには届かなかった。
23年シーズン後のオフには大谷との再契約を望まず、“勝てるチームをつくらない”モレノに対して、ファンは事あるごとに批判を展開してきた。しかし、モレノは今後もエンジェルスを所有していくようだ。ディアブロ・スタジアムの改修は、ファンにとっては朗報であり悲報でもあった。
同メディアは、このような文章で記事を締めている。
「エンジェルスはロン・ワシントン監督を筆頭にチームのイメージを刷新しようとしている。しかし、その結果がフィールドに現われるまで、モレノがファンの信頼を取り戻すのは難しい」
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