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「日本人にとって面白すぎる対戦!」大谷翔平vs今永昇太の『初対決』に日米ファン熱視線! 打席前に笑顔で挨拶を交わす“スポーツマンシップ”も話題に!

THE DIGEST編集部

2024.04.08

初対決となった大谷(左)と今永(右)。勝負の軍配は左腕に上がった。(C) Getty Images

 スポーツマンシップ溢れるさり気ないシーンが話題となっている。

 現地4月7日、大谷翔平が所属するロサンゼルス・ドジャースは敵地でシカゴ・カブスと対戦した。カブスの先発マウンドにはメジャー初勝利を挙げたばかりの今永昇太が登板。侍対決に大きな注目が集まった。

 今永は先頭打者のムーキー・ベッツを右飛に抑えると、大谷との初対戦を迎えた。昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、侍ジャパンのチームメイトとして14年ぶりの世界一奪還に貢献した2人は打席に入る前、互いの健闘を誓うかのように笑顔で挨拶をかわす。大谷が微笑みながらヘルメットのつばを触ると、今永もキャップに左手を添えて応えた。そして、今永がセットポジションに入り、いよいよ第1ラウンドの勝負が始まった。

 カブスの背番号18は150キロ近い速球とスライダーを織り交ぜて、MLBのスタープレーヤーを追い込む。だがフルカウントから大谷は鋭いスイングを連発し、3球連続ファウルで粘る。そして迎えた勝負の9球目。今永が内角高めに94.4マイル(約151.9キロ)の速球を投じると、大谷のバットが空を斬った。左腕の気迫溢れる奪三振に本拠地リグリー・フィールドは大歓声。第1打席は今永に軍配が上がった。

 カブスが4点リードで迎えた3回2死走者なし、2度目の日本人対決が実現した。大谷は初球、真ん中高めのボールをファウルにすると、続く2球目は伸びのある91.2マイル(約146.7キロ)の速球を打ち上げてしまい、三邪飛に倒れた。

 3度目の対戦が期待されたが、2回途中から降ってきた雨が強まり、4回裏1死一、三塁の場面でついに中断。今永はドジャース強力打線を2安打3奪三振無失点に抑える圧巻のピッチングだったが、4回を43球で投げ切ったところで降板。注目の侍対決は、大谷の2打席ノーヒットに終わった。
 
 2人のマッチアップには、深夜の日本列島だけでなく米ファンも興奮したようだ。MLBは試合終了後、公式YouTubeチャンネルに大谷と今永の第1打席の攻防を全球公開する粋な計らいをした。白熱した日本人同士の戦いにコメント欄は活況を呈している。

「日本人にとって面白すぎる対戦!」
「大谷の戦いぶりもすごいが、今永のピッチングもすごい」
「ショウタの投球は、なんて美しいんだ!」
「カブスは本当に優れた日本人プレーヤーを獲得してくれた。イマナガは素晴らしいし、セイヤ・スズキ(鈴木誠也)もMLBに慣れてきたようだ」
「ショウヘイ・オオタニはベストを尽くしたが、イマナガの投球が上回った」

 試合はカブスが8対1で勝利し、ドジャースとの3連戦を勝ち越した。今永に勝敗は付かなかったが、クレイグ・カウンセル監督は「素晴らしかった」「あれ以上を求めることはできない」と、2試合連続で高いパフォーマンスを披露した日本人左腕を手放しで称えている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平vs今永昇太の「初対決」を"全球"で振り返り
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