MLB

オールスター2度の実力者ビューラーが早ければ4月中にもメジャー復帰?ドジャース投手陣はいよいよ盤石の体制へ<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2024.04.09

状態が万全なら実力派エース級。ビューラーの復帰でドジャース投手陣はさらに強力になるだろう。(C)Getty Images

 4月6日(現地)、トミー・ジョン手術からの復帰を目指すウォーカー・ビューラーが3Aで2度目のリハビリ登板をこなし、4.2回を2安打無失点、6奪三振と好投。22年6月以来のメジャー復帰にまた一歩近づいた。

【関連記事】魔球"ヨーヨーカーブ"の割合が急上昇する一方でカッターはほぼ封印?...開幕3登板に見る山本由伸の「修正能力」<SLUGGER>

 3月31日の今季初登板では3.1回3安打2四球4失点という結果だったビューラーだが、6日は最初の3イニングをパーフェクトに抑え、うち三振が5つと上々の滑り出し。4シームは最速95.9マイルを計測し、大きな軌道のカーブやカッターも効果的だった。

 5回途中、球数が65に達したところで降板した背番号「4」の右腕は清々しい笑顔を浮かべ、その表情からも順調な調整ぶりが感じられた。

 2015年、ドラフト1巡目(全体24位)指名で強豪バンダービルト大からドジャースに入団したビューラーは17年にメジャーデビュー。18年は新人王投票3位、14勝を挙げた19年、16勝を挙げた21年はオールスターに選出されるなど主戦投手の一人として活躍し、20年にはワールドシリーズ優勝にも貢献している。
 地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』によると、球団は次回登板の後に改めてビューラーの状態を確認し、メジャーに昇格させるかどうかを決めるとのこと。当初は5月~6月とみられていたメジャー復帰だが、早ければ4月中にもチームに合流する可能性があるという。

 メジャー通算勝率.742(46勝16敗)を誇り、「負けない投手」としても名を馳せるビューラー。タイラー・グラスノー、山本由伸に続き、この実力者が完全復活となれば、ドジャースの先発投手陣はさらに強力な布陣となるに違いない。

構成●SLUGGER編集部

【関連記事】オフシーズン最大の補強は新任コーチ?意外な好投を続けるレッドソックス投手陣を支える若き名伯楽の"投球哲学"<SLUGGER>

【関連記事】【関連記事】デビュー直後のTJ手術にイニング制限論争、大型契約の不良債権化...常に論争の中心にいた"ドラフト史上最高の大物"ストラスバーグ<SLUGGER>




 
NEXT
PAGE
【動画】いよいよ復活間近?球宴2度の実力者ビューラーが3Aでの登板で堂々のピッチング