大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)を「ブラザー」と呼ぶ盟友の勢いが止まらない。
現地4月8日、ロサンゼルス・エンジェルスは本拠地でタンパベイ・レイズと対戦。「3番・中堅」でスタメン出場したマイク・トラウトがア・リーグトップに並ぶ5号ソロ本塁打を含む5打数3安打2打点の大暴れ。頼れる主砲の大活躍で、チームは14安打7得点の猛打で完勝。テキサス・レンジャーズと激しく同リーグ西地区首位を争っている。
トラウトの打棒が、いきなり初回から爆発した。1死一塁の場面で、相手先発ザック・エフリンが投じた93.3マイル(約150.1キロ)の速球を右翼線に打ち返した。背番号27は二塁を蹴って、魂のヘッドスライディングを敢行。全速力で三塁まで到達した。続くテイラー・ウォードが左安打でトラウトを生還させ、エンジェルスが早くも2点を先制した。
だが、これはまだ序の口。主砲が真骨頂を発揮したのは3回裏だった。エフリンが簡単に2アウトを取ると、打席にはトラウト。すべて変化球でカウント1-2と追い込んだが、真ん中に甘く入った4球目の直球をトラウトは見逃さずスイング。ピンポン球のように弾き返されたボールは、そのままバックスクリーン奥に着弾。中堅手が追うのを諦めて見送るしかないほど、豪快なソロアーチが飛び出した。
3点リードした5回裏にもビッグチャンスが到来。1死二、三塁で迎えた第3打席は7球まで粘るが、最後はインコースのシンカーに手を出し遊ゴロ。ここは打点を稼げなかったが、終盤の8回には右安打でこの試合3本目のヒット。猛打賞で打率.297、打点6、OPS(出塁率と長打率を足し合わせた数値)は1.138まで上昇した。
無論、米メディアは過去3度のMVPを受賞したエンジェルスの主砲の活躍を見逃していない。
MLB公式サイト『MLB.com』はトラウトの5号ソロ弾をSNSに即共有。打球速度108.7マイル(約174.9キロ)、423フィート(約128.9m)をマークしたその軌道をまるで「ロケットだ!」と表現。「マイク・トラウトは今季5本目のホームランを含む3安打を放ち、エンジェルスを勝利に導いた!」と綴り、MVP級の働きでチームの圧勝に貢献したと報告した。
同じく『MLB.com』のブレント・マグワイア記者は自身のX(旧ツイッター)に「サイクル・ヒットまで、あと少しだった」と記し、偉大な記録まであと一歩だったと強調。とはいえ、32歳の卓越したバッティングに唸り、衰え知らずのパワーを称えていた。
ちなみに球団公式によると、トラウトが初回に叩き出した三塁打は通算53本目。これはショーン・フィギンズに並ぶエンジェルス史上2位の記録である。
チームの主力であり、人気面でも屋台骨を支えていた大谷がドジャースに移籍し、大幅な戦力低下が懸念されたエンジェルス。今季は大黒柱のトラウトにかかる期待がより一層大きいが、32歳のスラッガーは同日に3号ソロホームランを放った親友の大谷に負けじと、グラウンドを全力で駆け回っている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ショウヘイに負けない!エ軍主砲トラウトが5号ソロ弾を含む3安打2打点の大暴れ!
現地4月8日、ロサンゼルス・エンジェルスは本拠地でタンパベイ・レイズと対戦。「3番・中堅」でスタメン出場したマイク・トラウトがア・リーグトップに並ぶ5号ソロ本塁打を含む5打数3安打2打点の大暴れ。頼れる主砲の大活躍で、チームは14安打7得点の猛打で完勝。テキサス・レンジャーズと激しく同リーグ西地区首位を争っている。
トラウトの打棒が、いきなり初回から爆発した。1死一塁の場面で、相手先発ザック・エフリンが投じた93.3マイル(約150.1キロ)の速球を右翼線に打ち返した。背番号27は二塁を蹴って、魂のヘッドスライディングを敢行。全速力で三塁まで到達した。続くテイラー・ウォードが左安打でトラウトを生還させ、エンジェルスが早くも2点を先制した。
だが、これはまだ序の口。主砲が真骨頂を発揮したのは3回裏だった。エフリンが簡単に2アウトを取ると、打席にはトラウト。すべて変化球でカウント1-2と追い込んだが、真ん中に甘く入った4球目の直球をトラウトは見逃さずスイング。ピンポン球のように弾き返されたボールは、そのままバックスクリーン奥に着弾。中堅手が追うのを諦めて見送るしかないほど、豪快なソロアーチが飛び出した。
3点リードした5回裏にもビッグチャンスが到来。1死二、三塁で迎えた第3打席は7球まで粘るが、最後はインコースのシンカーに手を出し遊ゴロ。ここは打点を稼げなかったが、終盤の8回には右安打でこの試合3本目のヒット。猛打賞で打率.297、打点6、OPS(出塁率と長打率を足し合わせた数値)は1.138まで上昇した。
無論、米メディアは過去3度のMVPを受賞したエンジェルスの主砲の活躍を見逃していない。
MLB公式サイト『MLB.com』はトラウトの5号ソロ弾をSNSに即共有。打球速度108.7マイル(約174.9キロ)、423フィート(約128.9m)をマークしたその軌道をまるで「ロケットだ!」と表現。「マイク・トラウトは今季5本目のホームランを含む3安打を放ち、エンジェルスを勝利に導いた!」と綴り、MVP級の働きでチームの圧勝に貢献したと報告した。
同じく『MLB.com』のブレント・マグワイア記者は自身のX(旧ツイッター)に「サイクル・ヒットまで、あと少しだった」と記し、偉大な記録まであと一歩だったと強調。とはいえ、32歳の卓越したバッティングに唸り、衰え知らずのパワーを称えていた。
ちなみに球団公式によると、トラウトが初回に叩き出した三塁打は通算53本目。これはショーン・フィギンズに並ぶエンジェルス史上2位の記録である。
チームの主力であり、人気面でも屋台骨を支えていた大谷がドジャースに移籍し、大幅な戦力低下が懸念されたエンジェルス。今季は大黒柱のトラウトにかかる期待がより一層大きいが、32歳のスラッガーは同日に3号ソロホームランを放った親友の大谷に負けじと、グラウンドを全力で駆け回っている。
構成●THE DIGEST編集部
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