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MLB

「僕は投げ捨てたんだ」大谷翔平への“専用球使用”に相手投手が不快感! ひと悶着を経て敵将は「説明しておくべきだった」、ダルビッシュも「変なことやってる?」

THE DIGEST編集部

2024.04.16

あらためて球審から“刻印球”を手渡されるペラルタ(右)。この直後、大谷に強烈なヒットを打ち込まれた。(C)REUTERS/AFLO

あらためて球審から“刻印球”を手渡されるペラルタ(右)。この直後、大谷に強烈なヒットを打ち込まれた。(C)REUTERS/AFLO

 何が起こったのかを即座に理解した者は少なかっただろう。

 現地4月14日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でサンディエゴ・パドレスと対戦。大谷翔平とダルビッシュ有の直接対決でも話題を集めた一戦はパドレスの6対3の勝利に終わった。
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 そのゲームの8回裏だった。この回からパドレスのマウンドに立ったのは左腕ワンディ・ペラルタ。迎えるバッターは大谷。ウォーミングアップを終えたペラルタが集中力を高めているところで、球審から突如ボール変更を告げられる。状況を理解していないペラルタはそのボールをキャッチすると、一塁側のボールボーイに投げ捨ててしまった。

 大谷がホームランを打てば、松井秀喜氏を超える日本選手新記録の通算176本塁打に到達する。MLBではこうした記録が懸かった打者が打席に立った場合、特別な刻印が入ったボールを使用させるケースが多いという。記念球を巡るトラブルを回避する手立てでもあるだろう。この試合でも大谷の打席の際には「S1」と青い文字が刻印されたボールが使われていた。

 歩み寄って来た球審の説明を受けて、呆れ顔を浮かべながらも渋々承諾したペラルタ。しかし初球のチェンジアップをものの見事に大谷にインパクトされ、センター前ヒットを許してしまう。ペラルタは試合後、「最初のボールにいい感触を得ていて、もう投げる準備をしていたからね。だから僕は持っていたボールを投げ捨てたんだ。すると球審が近づいてきて。あまりいい気はしなかったし、何が起こっているのかもよく分からなかった」と回想し、「説明されて理解はしたけど、あの時は自分としてはチームの勝利しか考えていなかったんだ」と続けた。

 いきなり無死2塁のピンチを迎えたが、後続の3選手をしっかり抑えてホールドを記録。ペラルタは「ボール交換で少しリズムが狂ってしまったのは確かだけど、あそこから持ち直して、あとはドジャース打線を封じ込めた。チームも結果的に勝ったわけだし、今日の結果には満足しているよ」と笑みを浮かべた。
 
 ひと悶着が起こった際にベンチから飛び出し、球審に詰め寄ったのがパドレスのマイク・シルト監督だ。試合後の会見では「オオタニのためにボールを記念にとっておきたいのは理解したよ」と冷静に話しつつ、「ワンディがそれを理解していたかは分からない。彼はその前に持っていたボールを好んでいたようだしね。いずれにせよ我々サイドに理由を説明しておくべきだった」と公平性を求めた。

 もちろん、先発登板したダルビッシュも刻印球に気づいていた。こちらは「ボールを一回見たら、なんか数字とアルファベットが書いてあって。なんだこれ、ドジャースなんかやってんじゃない変なこと? って思いましたけど」と冗談交じりに話している。

構成●THE DIGEST編集部

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