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今永昇太がメジャー4戦目で初自責点も6回5K3失点で日本人トップの3勝目!! リーグ1位の“防御率0.84”に米絶賛「球界で最も優勢な投手だ!」

THE DIGEST編集部

2024.04.21

今永は4回に初の自責点を喫したが、日本人トップとなるメジャー3勝目を挙げた。(C) Getty Images

今永は4回に初の自責点を喫したが、日本人トップとなるメジャー3勝目を挙げた。(C) Getty Images

 日本人左腕の好投が止まらない。

 現地4月20日、シカゴ・カブスの今永昇太が本拠地で行なわれたマイアミ・マーリンズとのダブルヘッダー第2戦に先発登板し、6回(92球)を投げて5安打5奪三振、無四球3失点(自責2)。4回に初めて自責点がついたが、味方打線が終盤に逆転しメジャー3勝目を挙げた。

 この日も気合の半袖姿でリグリー・フィールドのマウンドに立った今永は初回を三者凡退に抑え、上々の立ち上がりを見せる。その裏、2番コディ・ベリンジャーが右中間に4号ソロ弾を放ち、日本人左腕を早速援護する。

 先制点をもらった今永は2イニング以降もゼロを並べるが、4回1死から内野ゴロを遊撃のニコ・ホーナーが後逸。ランナーを許すと、4番ティム・アンダーソンに同点となる左翼線二塁打を打たれたが、ここは自責点はつかず。しかし、続くジャズ・チザムに勝ち越しの右適時打を浴び、ついに自責がつき、デビュー戦から続けていた「防御率0.00」が18回2/3で途切れた。だが左腕は、後続を146キロの速球で併殺打に打ち取り、このピンチを切り抜ける。

 5回は1安打を許すもゼロ。6回は3番ジョシュ・ベルに真ん中に甘く入った直球を左中間に運ばれるソロホームランで3失点。嫌な流れが傾きかけたが、前の打席でタイムリーを打たれたアンダーソンとチザムをスプリットで連続三振に仕留め、開幕戦以来となるクオリティスタート(QS)を達成。球数が92球に達し、この回で降板した。

 するとその裏、今永の粘投にカブス打線がついに応える。先頭打者のアレクサンダー・カナリオが反撃の一発を左翼スタンドに突き刺すと、2番手アンソニー・ベンダーを攻め立てると相手の暴投も絡み1死二、三塁のチャンス。この好機にマイケル・ブッシュ、ギャレット・クーパーの連続タイムリーが飛び出しカブスが3点を奪取。一挙4点を挙げて勝ち越し、今永に勝利投手の権利をもたらした。 

 カブスはその後、リリーフ陣がマーリンズ打線を無失点に抑えて5対3で勝利を収め、今永は日本人トップとなる3勝目。さらに、「防御率0.84」「WHIP0.75」はナ・リーグトップに浮上し、メジャー全体でも2位をマークする驚異の成績となっている。
 
 日本人左腕の好投に地元メディアは熱狂している。カブスのあらゆる情報を発信する専門メディア『Cubs Zone』は今永のMLB先発4試合の成績(21.1イニング、21奪三振、2四球、2失点、防御率0.84)を公式SNSに書き記すと、「これ以上、最高なMLBキャリアのスタートはあり得ない!」と大絶賛。負けない背番号18に拍手喝采を送った。

 さらに米ニュースメディア『PrimetimeProds』のカブス番を務めるケレン・シャーマン氏は自身のX(旧ツイッター)に「ショウタ、君は最高だ!」と称える。そして、地元メディア『CHGO Sports』の野球ライターで、全米野球記者協会(BBWAA)に所属する敏腕ジャーナリストのジャレッド・ワイルス氏は今永の投球内容を記したうえで、「彼は、現在野球界で最も優勢な投手だ!」と最大級の賛辞を送っている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】今永昇太が粘投!6回5K3失点で日本人トップの3勝目!
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