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“ゴジラ超え”を果たした大谷翔平。打率.368、35安打でメジャートップを快走する打棒にMLB記者がHR量産を予感「問題はあと何本増やすかだ」

THE DIGEST編集部

2024.04.22

大谷は「2番・DH」で先発出場し、3打数2安打2打点。3回には5号2ランを放った。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地4月21日、ニューヨーク・メッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場。第2打席で今季5号2ランを放ち、松井秀喜氏を抜いて日本人最多を更新するメジャー通算176号をマークした。

 8試合ぶりの快音は3回に生まれた。1死一塁で、大谷は2球目のスライダーを鋭くスイングすると、打球は高く舞い上がり右翼スタンドに一直線。ライトを守るスターリング・マーテイは一歩も動かず、ただただ打球を見送るしかなかった。

 ド派手な特大弾で2点をもたらした大谷。5回には投手強襲の内野安打で3試合ぶりの複数安打をマークし、打率は.368に上昇。両リーグ通じてトップに浮上した。チームはこの回だけで8点を挙げる猛攻を浴びせ、終わってみれば10対0で完勝。ドジャースが連敗を「3」で止めた。
 
 強力打線が爆発したドジャース。MLB公式サイト『MLB.com』のサラ・ウェクスラー記者は、この試合のハイライトに日本人スラッガーのメモリアル弾を挙げている。

 同記者は「オオタニが日本人最多のMLB通算本塁打記録を単独で保持したいま、問題は彼があと何本ホームランを増やすかだ」と言及。「29歳のオオタニは、10年総額7億ドル(約1015億円)という破格の契約1年目を迎えており、2024年のシーズンは好調な滑り出しを見せている」と綴り、打率をはじめ安打(35本)、二塁打(11本)でもメジャートップを走る日本人スターの類まれな打棒に注目。また、それ以外の数字についても次のように強調している。

「ここまでのオオタニは打率.368、出塁率.431、長打率.663を記録しており、彼のキャリアで最高のオフェンシブ・シーズンのペースになるだろう。この数字は、満場一致で獲得した23年のアメリカン・リーグMVPの時よりも上回っている」

 大谷は試合後、報道陣の取材に応じ「素直に嬉しいですし、ちょっと前回のホームランからかかっているので早く打ちたいと思っていた。今日打てて安心と喜びがある」と話した。ウェクスラー記者はそのコメントを受け、「当分の間、オオタニは個人レベルで特に意味のある節目を楽しむことになるだろう」と言及。偉大な先輩メジャーリーガーの記録を超えたいま、さらにバットの勢いが増していくことに期待を寄せている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ついにゴジラ超え!大谷翔平、確信歩きのMLB通算176号
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